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俗女養成記2〈おんなの幸せマニュアル2〉

台湾ドラマ『俗女養成記』を観た。

主人公の陳嘉玲の子供時代と現在が交互に描かれる、1人の女性の半生を描いたコメディドラマの続編。

自分のまわりにいる人を大事にしたくなるストーリーで、派手な展開やロマンチックなエピソードが出てくるわけじゃないけど、笑いながら涙が出てくる優しいドラマだった。

社会人になって何年も経ちそれなりに大人になったつもりでも、心の中には子供のままの自分がいる。

昔を振り返ると今と大して変わらない子供の頃の自分がいて、それでも子供時代の自分から見たら今の自分は十分大人で立派なはず。

大人になったからこそわかる両親や祖父母の気持ちもあるし、大人になったからこそ忘れてしまった子供の頃の純粋さもある。だけど、今まで過ごしたすべての時間が “今” の自分に続いていて、この先の未来にも続いている。だから、今日を楽しく生きていたい。

大人になると考えすぎたり頑なになったりして、素直な自分を忘れてしまうこともある。大人なんだから、という変なプライドで自分を取り繕うこともある。

でも、そんな風になりかけたら勇気を出して素直な自分を外に出してみるといいのかもしれない。

案外、周りの大人たちもそれを望んでいるはずだから。

肩の力を抜いて、もうちょっと楽に構えて人生を歩くものいいよなと思う、大人のための癒しドラマだった。

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