分校カフェで小学生気分を味わってきた
せっかくのゴールデンウイーク。どこかに出かけたいという気持ちはあるけど、行き先を考えれば考えるほどどこも混んでいそうでなかなか目的地が決まらない。
なるべく近場で、人が少なそうな所で・・・と考えながら観光情報を検索していたら良さそうなカフェを発見した。
廃校になった学校の用務員室を改装してカフェとして営業しているという。木造の小さな学校で、校庭の遊具や教室はほぼそのまま残っている。建物内は普段カフェ以外は立ち入り禁止になっているけど、日によっては見学ツアーに参加して校内を見て回ることもできるらしい。
校庭は子供の遊び場になっていて野球をしたり遊具で遊んだり、公園のような使い方をしている。
ここで食べられるごはんは給食を思わせるようなメニューでありつつ、おしゃれ、かつ健康的。この日ランチ前に豆花も食べてるので、朝からすごく体にいい食事をしている気がして気分が上がる。
小学校はたとえ自分の母校でなくても、なぜか懐かしい気持ちになる場所だと思う。
久しぶりに校庭で遊ぶ小さい子を見て「私、登り棒とうんていが苦手だったな」とか「給食のわかめごはんが好きだったな」とか、普段思い出しもしないようなことを次々と思い出す。
いつもは気にも留めない些細なことだけど、思い出すと案外はっきり覚えているもので、いろいろと記憶がよみがえる。
仲が良かった友達の事、中学デビューをしてモテはじめた子の小学校時代のちょっと笑っちゃうエピソード。流行ってた歌や遊び・・・
楽しかったような、そうでもなかったような、小学校の思い出って私にとってはどっちともない記憶だけど、思い出してみれば面白かったなと思えることがたくさん詰まっているのが小学校時代なのかもしれない。
毎日の時間が今よりも長く感じていて、クラスで起きることが世界のすべてのように思っていたあの頃、居心地の良さも悪さも味わいながら過ごした毎日が今となっては笑い話になる。
人の記憶ってなかなか都合よくできているけど、だからこそ「いろいろあっても、まあ、悪くなかったよな」と思えるんだと思う。
人ごみを避けて見つけ出した自然に囲まれた小学校で過ごすゴールデンウイークは、普段は忘れている話題で昔話を満喫する楽しい時間になった。
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