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#生理の話ってしにくい

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みなさんは「生理」について、周りの人たちと話したことがありますか?  からだが女性の人であれば、誰もがなんだかんだと振り回されている。 なのに、なぜかとーっても話しにくい。 … もっと読む
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#NHK

NHKの中の人たちが、生理の話、書いてみます。【#生理の話ってしにくい】

こんにちは。NHK広報局です。 突然ですが、みなさんは「生理」について、周りの人たちと話したことがありますか? からだが女性の人であれば、痛みや不調に個人差はあれど、誰もがなんだかんだと振り回されている「生理」。 なのに、なぜか「生理」については、とーっても話しにくい。 そして話しにくいことが、職場や家庭、学校生活の中でのトラブルにつながることもあります。 もっとオープンに話せたらいいんじゃないか?というわけで、これから、NHKでさまざまな仕事をしている職員が「#生理

意地でも「生理」と言わなかった私が、言い始めてみた理由【#生理の話ってしにくい】

初めまして、二階堂はるかと言います。報道番組のディレクターとして約10年、テレビ業界で働いてきました。 これまで私は、職場で「生理」という言葉を積極的に口にすることは、ほとんどありませんでした。男性が大半を占めるこの業界(最近は変わりつつありますが)、「生理」という言葉を口にした瞬間、周囲が若干“気まずい”雰囲気になったことを何度か経験したからです。 また、そうした周囲の“意外な”反応を見たり、感じたりすることがどことなくつらかったからです。でもここ最近、自分の気持ちが変

命がけの現場で生理とどう向き合う?“NHKの海猿”たちが考えたこと 【#生理の話ってしにくい】

私は、NHKに入って12年目の報道カメラマンで、“NHKの海猿”とも呼ばれる潜水班に所属しています。 男性ばかりの世界で、生理はお互いのためにも“隠すべきもの”だと思ってきました。しかし、1年前、後輩の男性カメラマンの一言がきっかけでその考え方が変わりました。 生理は、命がかかった現場で、私たち女性が背負っているリスクである…ということに気付かされたのです。 生理の日に潜るときはそれなりの対策をしてはいますが、それでも という、潜水事故や機材トラブルにつながりかねない

いくら“勉強”したってわからないことの方が多い。でも…【#生理の話ってしにくい】

「視聴者コミュニケーション推進室」という部署で仕事をしている川上雄三と申します。 視聴者の皆様に「NHKは必要だ」と思っていただけるような施策を考える部署で、主に若い人向けのイベントなどの開発を担当しています。 今年の夏までは報道番組を担当するディレクターとして仕事をしており、最近よく耳にするようになった「生理の貧困」を取り上げた「クローズアップ現代+」を制作しました。 もともとジェンダー問題に興味があったのもあって、制作チームに入りましたが、メインで番組制作に携わっ

男女に聞いて回ったら、いろんな想像力が働いた話【#生理の話ってしにくい】

「#生理の話ってしにくい」…? そりゃ、しにくいですよね~? 男の立場からすると、なんだか触れてはいけないテーマな気がするし、仮に女性に直接そんな話をしたら相手の受け止め次第でセクハラになってしまうという恐怖感もある。でも実は、いろいろ知りたいし、聞いてみたいというのが本音でした。 かくいう私は、入局11年目のディレクター。濱田悠歩と申します。この6年間、スポーツ番組を作る部署で働いてきました。 生理については、教科書で習うぐらいのことしか知らなかった私。今回ご縁あって

ご存知ですか?サッカー部員の生理事情【#生理の話ってしにくい】

はじめまして、仙台局1年目ディレクターの内藤孝穂と申します。 つい半年ほど前までは大学生だった私。小学生から大学生まで16年間サッカーを続けてきました。 今も趣味程度に、週2くらいでフットサルを楽しんでいます。そんな16年間のサッカー人生の中で、生理にまつわるエピソードは山のようにあります。 NHKへ入局し半年、「スポーツと生理」や「女性アスリート」をテーマに取材を続けてきました。 ▼普段は宮城県や東北地方向けの番組制作をしています▼ 現役中は当たり前だと思っていたこ

障害者にも、生理はある【#生理の話ってしにくい】

「生理をオープンに語ろう」 最近、生理についてメディアで取り上げられることが増えてきました。でも、その話題の中でいつも、「存在を忘れ去られている」人たちがいます。 障害がある女性たちです。 私は、NHKで「バリバラ」という番組を担当しているディレクターです。 今回「障害がある人の生理」をテーマに、番組を制作しました。そこには、障害がある女性たちが抱える、生きづらさがありました。 彼女たちのこれまでの経験を取材してみると、「生理は恥ずかしい」とか「語ることは、はしたな

ひとりになりたい、誰とも話したくない、…こんなの私じゃない。【#生理の話ってしにくい】

「#生理の話ってしにくい」… 私は、あまり抵抗がなく、どちらかというとオープンに話せるタイプです。 でも、自分の「生理」にまつわるツラさを周囲に話せなかった時期がありました。 もっと言えば、ツラさの原因が「生理」にあるなんて、まったく気づいていませんでした。 ▶▶#生理の話ってしにくい◀◀ “暗闇”と過ごした大学生活 大学2〜4年ぐらいの頃、思い返せば、365日のうち300日ぐらい体調が悪かったと思います。本当に。 なんとも形容しがたいのですが、えたいの

男が生理の話をしたら「変態」って言われるんじゃないかって思ってた【#生理の話ってしにくい】

はじめまして。栁川侑一郎と申します。 いま、長崎県の佐世保支局で報道カメラマンとして、ニュースの取材やドキュメンタリー番組の撮影などをしています。 広島ー長崎市ー佐世保市と転勤してきて、今社会人6年目になりました。 今回なぜこの記事を書かせていただいたのかというと、わたしが生理について取材した経験があるからです。 取り上げたのは、生理をテーマにしたカルタについて。男性はもちろん、女性自身にも生理への理解を深めて欲しいと企画した女性の思いを取材しました。 最近は生理に関す

生理についてどう話してる? 世界各地で聞いてみた【#生理の話ってしにくい】

「生理についてもっとオープンに語ろう」とよく耳にするようになりました。 でも言うは易し。どう言葉にすればいいかわからないし、いきなり語られても受け止める人も戸惑うのでは…? そこで私たちは生理についてオープンに話し合っている世界各地の家族、カップル、友人たちを取材することにしました。 生理中の人への「思いやり」を教える台湾の小学校。 「男性がナプキンを買ってきてくれるのは普通」と話すブラジルの高校生。 生理をめぐる色とりどりの価値観を見つめていくと、従来の「生理」のイメ

まだ「生理」を語れない。だから、ドラマで描いてみた【#生理の話ってしにくい】

「雨が降ると、死にたくなる時があるー」。 ちょうど季節の変わり目で生理痛がひどかった去年秋のある日、私はその一文を目にしました。 あるインターネットのサイトにアメリカ人の女性がPMS(月経前症候群)に襲われたときの気持ちをつづった一言。強烈に見えますが、私はとても共感したのです。 月に一度PMSに襲われ、もし雨が降れば低気圧も作用して、まるで人が変わったように物事を悲観的に見てイライラしてしまう…。そんな状態に長年苦しんできたからです。 仕事や学校など社会の場で語りづ

後藤剛範さん&横澤夏子さん&成宮涼さんに、生理について聞いてみた【#生理の話ってしにくい】

生理については「わからない」からあまり触れてこなかった、という後藤剛範さん、生理痛がひどく、鎮痛薬を「ラムネのように」飲んでいたという横澤夏子さん、小さいころから自分の性に疑問を持ち、男性の心を持ちながらも、数年前まで女性として生きていた成宮涼さん。 まだまだ語られることの少ない「生理」を、雨の日になぞらえて物語る、特集ドラマ「雨の日」(11月3日(水・祝)総合よる10時~)に出演されます。 みなさんに、「生理」や「ジェンダー」について考えていることを聞いてみました。

成海璃子さん&眞島秀和さん&室井滋さんに、生理について聞いてみた【#生理の話ってしにくい】

過酷な撮影現場に女性スタッフが少なく、不自由なこともあったという成海璃子さん、「PMS」という言葉を今回の撮影で初めて知ったという眞島秀和さん、「滋」という名前ゆえ、子どものころからジェンダー問題を身近に感じてきたという室井滋さん。 まだまだ語られることの少ない「生理」を、雨の日になぞらえて物語る、特集ドラマ「雨の日」(11月3日(水・祝)総合よる10時~)に出演されます。 みなさんに、「生理」や「ジェンダー」について考えていることを聞いてみました。 成海璃子さんが語る

コムアイさん&工藤遥さんに聞いてみた【#生理の話ってしにくい】

常日頃から、ジェンダーについて考えているというコムアイさん、子どものころから女の子と男の子が分けられることに違和感を覚えていたという工藤遥さん。 まだまだ語られることの少ない「生理」を、雨の日になぞらえて物語る、特集ドラマ「雨の日」(11月3日(水・祝)総合テレビ夜10時~)に出演されます。 お二人に、「生理」や「ジェンダー」について考えていることを聞いてみました。 コムアイさんが語る「生理」日本のジェンダーギャップってすごく開いているし、男女の格差もまだ大きくて、しか