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フランス人夫との婚姻を機に2014年にフランスに移住。パリ郊外在住のピアノが趣味の子な…

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フランス人夫との婚姻を機に2014年にフランスに移住。パリ郊外在住のピアノが趣味の子なし主婦(別名:無職)。2019年末からフランスで始めた趣味のピアノやアマチュア一般人的眼線のフランスのクラシック音楽事情や日仏比較文化的雑記など記します。日・英語操りますが、仏語能力はまあまあ。

最近の記事

『大人のピアノ』パリの音楽博物館のコンサート

日本からパリ郊外に移住して以来、いろいろな美術館や博物館を訪れる機会がありましたが、わりと最近までその存在すら全く知らずに過ごして来てしまい、 40代半ばになってピアノを始めた事をきっかけに、楽器を始め音楽専門にまつわる素敵な音楽博物館がパリ市内に存在することを知り実際に訪れた事があるのですが、 この博物館のもう一つの魅力が来訪者に向けて館内で定期的に(・・・というかほぼ毎日)開催されている本格的なミニコンサート。 そんなコンサートが開催されている事を音楽好きの方はよく

    • 『大人のピアノ』もう一つのショパンコンクール

      40代半ばにしてピアノを習い始めて約3年半にも満たないピアノ界では相当のひよっこで素人の私ですが、 まだ一般にはそんなに知られていないかもしれないけれど(・・・というか単に私がその存在を知らなかっただけですね・・・)、とても興味深いもう一つのショパンコンクールを、あるきっかけに知る事になり、個人的にとっても注目しています。(きっかけに至る話はまた後日別の記事でご紹介できればと思っています。) ピアノやクラシック音楽が好きな人はもちろん、そこまで詳しくない人でも「ショパン国

      • 『大人のピアノ』フランスでピアノのコンサート in シャンティ城(Château de Chantilly

        フランスに移住してから趣味でピアノを習い始め、生の演奏も沢山聴いてみたくなりピアノを始めいろいろなクラシック音楽のコンサートに出向くようになり、(本人が望めば)クラシック音楽に触れる機会が小さな子供から大人まで一般の多くの人々にもとても広く提供できるような仕組みがフランス政府によって確立されている事を目にし、フランス政府の藝術振興に係る取り組みに日々とても感心しています。 さて、前回の記事でヴェルサイユの街の素敵な庭園で行われた若いプロの音楽家さん達の無料のとっても素敵な夏

        • 『大人のピアノ』フランスで野外クラシックコンサート in ヴェルサイユ

          40代半ばになりピアノを趣味で習い始めた私ですが、自分で弾くだけでなくいろいろなクラシックのコンサートへ出向くという楽しみも新たに見つけ、機会さえあればコンサートへ出掛けるようになりました。 前回の記事で、フランスでの(私の知る限りの)一般的なコンサート事情についてお話ししましたが、私の住んでいるフランスではプロの名の知れた音楽家さんのコンサートでも15〜20ユーロ前後の(日本の物価価値的には1,500円から2,000円程度)とてもリーズナブルな価格の、中から小規模のコンサ

        『大人のピアノ』パリの音楽博物館のコンサート

        • 『大人のピアノ』もう一つのショパンコンクール

        • 『大人のピアノ』フランスでピアノのコンサート in シャンティ城(Château de Chantilly

        • 『大人のピアノ』フランスで野外クラシックコンサート in ヴェルサイユ

          『大人のピアノ』フランスでピアノのコンサートに行く

          2019年末から趣味でピアノを習い始めた40代のフランス在住の主婦ですが、ピアノを習う以前もクラッシック音楽のコンサートへ行くのは好きだったので、ほんの時々何かの機会があれば赴いたりはしていましたが、実際にピアノを習い始めて、色んな人のピアノ演奏を聴きいてみたい、という願望も芽生え、コンサートへもわりと頻繁に通うようになりました。 ちょうどピアノを習い始めた直後にコロナ禍に突入したことも相まって、今やYouTubeやオンラインでピアノのコンサートや様々な演奏を簡単に聴くこと

          『大人のピアノ』フランスでピアノのコンサートに行く

          『大人のピアノ』フランスで初めてのピアノ夏期講習:発表会

          当時、ピアノ開始8ヶ月の初級のひよっこ私が、我がピアノの先生に誘って頂き、先生とバイオリンの先生が合同で主催する夏期講習に生まれて初めて参加することになり、音楽院の入試対策のために参加している将来音楽家を目指す若き20代の生徒さんと共に毎日のレッスンや他のレッスンを聴講したり、私がピアノの伴奏をしてチェリストの生徒さんとのアンサンブルの演奏練習をさせてもらったり、本格的な音楽の世界に足を踏み入れた事の無い私にとっては何もかもが新鮮でとても有意義な経験をさせてもらうことができま

          『大人のピアノ』フランスで初めてのピアノ夏期講習:発表会

          『大人のピアノ』フランスで初めてのピアノ夏期講習:レッスン

          ピアノを初めて8カ月ほどのほぼ初級の私が、我がピアノの先生に勧められるがまま、先生が主催するピアノとバイオリンの生徒のための6日間の夏期講習に参加する事になるまでの経緯と、実際の現地での宿泊環境やレッスン室の様子などを前回までの記事で少しご紹介しましたが、 レッスンは6日間のうち、合計で6時間になるように各自毎日1時間前後のレッスンの予定が入っていて、私みたいな初級レベルですと、自分自身のレッスンもとても為になるのですが、他の生徒さんのレッスンを気軽に聴講出来る事と、他の楽

          『大人のピアノ』フランスで初めてのピアノ夏期講習:レッスン

          『大人のピアノ』フランスで初めてのピアノの夏期講習:宿泊施設

          2014年の年末からピアノをのレッスンを開始してから約8ヶ月目の頃に、まだ初級の私でしたが、我がピアノの先生にお誘い頂き、毎年夏に私のピアノの先生とバイオリンの先生が合同で主催する夏期講習に参加する事となりました。 前回の内容でも少し触れましたが、夏期講習の会場となる場所は、中世の古城と隣接する宿泊施設で、この古城と宿泊施設を所有するオーナーの方がとても熱心な音楽愛好家で、ピアノの先生と長年の親しい友人ということもあり、毎年フランスの学校の夏休みの終わりの頃にこの宿泊施設を

          『大人のピアノ』フランスで初めてのピアノの夏期講習:宿泊施設

          『大人のピアノ』フランスでスタインウェイピアノが蘇る

          親類の所有するパリのアパート(マンション)に使われないまま長らく置いてあった、1963年前後に製造されたスタインウェイのアップライト(Z-114モデル)を、ご厚意で譲って頂ける運びとなり、古いドイツピアノの修復を専門にされている職人さんに修復してもらうことになり、 まずは、中身を修理する前にピアノの外側の見た目を綺麗にするために、塗装仕上げ専門のドイツのアトリエに渡っていたピアノ。 コロナ禍相まって(塗装に出したのが2020年10月頃)作業がかなり滞り、通常ならなら数ヶ月

          『大人のピアノ』フランスでスタインウェイピアノが蘇る

          『大人のピアノ』フランスで初めてのピアノ夏期講習に参加する

          趣味でピアノを始めた私にとっては勿体無いくらいのとても経験豊かな先生の元でピアノのレッスンを開始したのですが、私の先生はバイオリン専門の先生と共に、毎年夏のバカンスの終わりの頃に、ピアノとバイオリンの生徒さん向けに夏期講習を開催されていました。 パリから西へ車で5時間くらいの小さな村に存在する中世の古城と、そこに隣接する宿泊施設を所有されている熱心な音楽愛好家のオーナーさんがいらっしゃり、ご自宅の古城やコンサートができる敷地内のサロンにもピアノを沢山所有されていてるので、そ

          『大人のピアノ』フランスで初めてのピアノ夏期講習に参加する

          『大人のピアノ』フランスでスタインウェイピアノを修復する

          前回の記事でも触れていますが、 1963年頃製造のスタインウェイのアップライト(Z-114モデル)を親類から譲って頂けるとこになり、友人のジャズピアニストさんがよく知る、修復職人さんに修復して頂ける運びとなりました。 因みに、これも私は知らなかったのですが、、、 スタインウェイ社のピアノは特に頑丈に作られているそうで、 その理由の一つが、 その昔、まだ飛行機も飛んでいないような時代の18世紀のアメリカで使われていたピアノは主にヨーロッパ産のピアノが主流で、船でアメリ

          『大人のピアノ』フランスでスタインウェイピアノを修復する

          『大人のピアノ』フランスでスタインウェイピアノと出会う

          さて、中古のアップライトピアノを探している事を家族や周りの友人などにも話していた所、 日本側の親類で、その昔パリに住んでいた方がいらっしゃって、その方のご親族が現在も引き継いで所有されているパリのアパート(マンション)に、もう20年くらい使われないままのアップライトピアノが存在していて、もしかしたらそれを譲ってもらえるかも。 という話しが舞い込んで参りました。 そのピアノが、 スタインウェイのアップライトピアノ 元々このピアノの持ち主さんは随分前に他界されていて直接

          『大人のピアノ』フランスでスタインウェイピアノと出会う

          『大人のピアノ』フランスでオールドピアノの修復職人さんと出会う

          中古のアップライトピアノをネットや中古ピアノ販売店などで探していたところ、 夫の友人でプロのジャズピアニストさんがよく知っているピアノ修復職人さんのアトリエを紹介してもらえる機会があり、パリ郊外の広大な田園風景の広がる中に存在するとっても素敵なアトリエで展示販売されているピアノの試弾や見学をさせてもらえる事に。 この修復師さんの専門は、1800年代の末から1940年代くらい(第二次世界大戦以前)までを中心に、スタインウェイをはじめとする主にドイツメーカーのピアノのオールド

          『大人のピアノ』フランスでオールドピアノの修復職人さんと出会う

          『大人のピアノ』フランスで中古ピアノを探す

          ピアノでクラシック音楽を習得するにあたり、電子ピアノだけではなく、アコースティックピアノ(弦を叩く事で音が出る仕組みのいわゆる本物のピアノ)の必要性を感じ、家の中の置く場所の確保の問題などから、電子ピアノとアップライトの両方を(限られたスペースしかない我が家に)置く事を渋っていた夫の説得にも成功?し、いよいよ中古のピアノを探す事に。 ピアノを自宅に置くとなると、場所の問題もありますが、予算的な懸念も大いにあるので、まずは中古のアップライトピアノを探してみることに。 当時の

          『大人のピアノ』フランスで中古ピアノを探す

          『大人のピアノ』フランスでピアノが欲しい

          前回の記事で、フランスで趣味のピアノのレッスンを受ける機会に恵まれた事に触れましたが、 ピアノを習うためには、ピアノが必要。 我が家はマンション住まいで、暫く使われていなかったけれど、夫がその昔購入した電子ピアノのクラビノーバが自宅に存在しましたし、電子ピアノなら音漏れの問題も少ないのでそれを使って最初の数ヶ月は練習していました。 ただ、やはりアコースティックのピアノが奏でる繊細な音色や、電子ピアノとアコースティックピアノの打鍵の時の大きな構造的な違いなどから、このまま

          『大人のピアノ』フランスでピアノが欲しい

          『大人のピアノ』フランスで先生との出会い

          さて、私が大人の趣味としてピアノを習い始める以前までの自分自身のピアノ経験や、その他の楽器演奏との関わりを前回の記事でご紹介しましたが、 過去の私は、楽器を触るのは楽しそうだし、奏でてみたいという願望はあり、時々何かのしらの楽器を少しばかり試す機会に恵まれるものの、すぐに放置する。 という事を、繰り返していました。。。 ただ、我が家のリビングに置かれ、誰も触らないままになっている、夫が昔購入した電子ピアノのクラビノーバを見る度に、 ピアノを習ってみたいなぁ、、、 と

          『大人のピアノ』フランスで先生との出会い