見出し画像

I'm watching you !

大阪に帰省したり体調を崩したり高知の法事に参列するなどしていたら、最後のnoteから4ヶ月が経過していた。月日の流れるスピードがおそろしい。

子は生後10ヶ月になった。現在は安定して伝い歩きができ、1分くらいなら何も持たなくても立てるようになった。ハイハイは前回のnoteを投稿したすぐ後に会得した。赤ちゃんとは思えないスピードでリビングを駆け回っている。
とにかくなんでも触ってみたいらしく、気軽に生活用品を低い位置に置けなくなってしまった。離乳食もモリモリ3食食べる。最近は子の離乳食のメニューと安全のことばかり考えて暮らしている。

目と目

少し前を振り返ってみる。
子が何もできないうちは、私達はアイコンタクトだけでやりとりをしていた。
腕の中の子が私の目を見て、私が子の目を見る。見つめていると、だんだん意識が子の目だけに集中していき、世界には私と子の目だけがあるようなそんな感覚になっていく。そして心の深いところまで沈んでいき、そこで私は◯◯ちゃん大好きだよと呟く。毎日毎日、何回もそうしてきた。
しかし視線というのは意識しないと気づけないもので、視線を感じると思ってふと子を見ると、目をギンギンにしてこちらを見ていることがよくあった。子からのアイコンタクトを私は何回も見逃していた。

声と声

目の次は声だ。「バブ」(喃語)の前段階に、クーイングと呼ばれるものがある。赤ちゃんが色んな声を出し、自分の声帯を操る感覚を得る大切な成長過程だ。
クーイングは誰かに話しかけるものではない。だが人は何か声を聞いたら反応したくなるもので、子が声を出す度に私達夫婦は返事をしていた。完全に一方通行だったが、なんとなくコミュニケーションがとれている気がして幸せだった。
今はクーイングの時期は終わり、喃語を駆使しながらなんとなく大人の会話に混じってみたり、声の抑揚や大きさで感情を表現したり親を呼ぶ等の声帯を使ったコミュニケーションが少しできるようになってきた。

ジェスチャーとジェスチャー

3ヶ月ほど前から、私は子を呼んだ後にハーイと手を上げて見せていたのだが、最近子は自分でも手を上げるようになった。
私が〇〇ちゃんハーイと言うとスッと手を上げる。また、私に「ハーイ」と言ってもらいたいのか最近では先行して手を上げて見せてくる。
また、バイバイやパチパチ(拍手)も会得した。バイバイと言うと手を振るし、ハーイと同様に向こうから手を振ってくることもある。できたね!上手だね!と褒めると、自らパチパチして自分を褒める。おかしくてたまらない。

見て!聞いて!一緒にやって!

完全なる赤ちゃんから「赤ちゃんに毛が生えた」状態になりつつある現在、子は目、声、ジェスチャー、全てを使って起きている時間は常に私とのコミュニケーションを求めるようになった。じっと見てきたりわざと大きな声を出したり、首を高速で振ってみせて私の反応を伺っている。

もちろん一人遊びをすることもあるが、その最中でもふと手を止めて私が見ているか確認する。常に頭の片隅では私の存在を求めているように見受けられる。
こういうときの子は、ママが大好きというよりは、家の鍵を無くしてないか確認してるようなそんな表情をしている。
私は多分そのような存在なのだろう。

早く私や夫以外の存在も知ってもらい、コミュニケーションを求めるようになってもらいたいなと思う今日この頃である。

(見出し画像は生まれて初めてスイカを食べた時のもの。こちらに向けてスイカを差し出し見せてくれた。)