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産褥期(10〜11月) 失敗した2品。

夫が子を連れて出掛けていき、突然暇になったので失敗した物品についてつらつら書こうと思います。
あ、失敗したものの具体的なメーカー名は書きません。「この製品がクソ!」と言いたいわけではありません。それが合ってる人もいる筈なので。リサーチ不足故の失敗談です。

失敗1   授乳クッション

授乳クッションは産前にベビー用品店で一番安いものを適当に購入しましたが、これが大大大失敗でした。
私と子の身体に全く合わない…調整もしづらい、スペースをやたら食う…
買い直したくても回復しきっていない身体でクッションを見に行くこともできず…嫌になって段々クッションを使わない授乳方法しかしなくなり、クッションを避け続けた結果クッションを使った授乳が逆にできなくなってしまいました。後々他のものを知人に譲ってもらいましたが、時すでに遅し…。

授乳方法がなんとなく固定されてきた今日この頃、振り返ってみて思うのは…
初産婦が直接母乳を授乳する難易度のイメージは、寝不足のペーパードライバーが縦列駐車に挑戦するのに近いです。
寝不足で頭が回らない中、運転の仕方すら怪しい人間が何度もハンドルを切り直して、ちょこちょこブレーキを踏んで、何回も後ろを確認しながらゆっくりバックして、ようやく停車させている姿を想像してみてください。
時々前後の車にぶつけてしまったり、壁に車体擦ったり…もうハンドルを握る手は汗まみれ。そんな風な作業を一日2時間おきに12回とかするわけです。そこで使用する重大アイテムを「安いから」とか適当な理由で買うと、痛い目を見ます。

私が購入したクッションは、産院のものとは大きさも硬さもかなり違うものでした。そのせいで、せっかく産院で授乳姿勢を指導していただいたのに、退院後自分で買ったクッションに合わせて姿勢や子の位置を見直さなければならなくなりました。これって教習所ではプリウスで縦列駐車を練習したのに、卒業後いきなり2トントラックで縦列駐車しないといけなくなったようなものです。
何が正解で何が不正解か分からない中、見直ししながら一日10回以上も授乳をしていくのは本当にストレスでしたし、不正解な姿勢で無理やり授乳を続けたことで自分の身体が傷んだり、不自然な体勢で子に負担を強いたりと、良いことは何もありませんでした。

産前の私に言いたいのは、「何も調べずに買うのはやめろ!産院の授乳クッションを見せて貰え!」です。
予め産院のクッションを確認して似たものを購入し、入院時持ち込んでそれで授乳指導を受けさせてもらう。この方法が一番良いと思います。
もし産前にクッションを買わない場合は、産院のクッションを予め調べておいた上で、卒乳した知り合いに「不要になったクッションを譲って!」と声をかけておくと良いでしょう。色んなクッションを試せるのは心強いと思います。
授乳指導で使ったものと同じクッションをプレゼントしてくれる産院もあるそうですよ。何それ超羨ましい。

とにかく、授乳クッションはブランドイメージやお得感、見た目の可愛さだけでポンと買ってしまうと後々後悔するかもしれない要注意アイテムだと、声を大にして言いたいです。

失敗2 サッと羽織れる部屋着

首の据わらない赤ちゃんを抱っこすると、手が塞がって色々なことができなくなります。(段々慣れてきて、最近できることが増えてきました。イエイ。)その中でも一番「しまった!」と思ったのが、肌寒く感じても何も羽織れないこと。

子が泣き止んで落ち着いてくれても、寝床に置いたらまた泣かれるのが面倒。寒いのを我慢して抱っこを続けてしまいがちです。するとどうなるか。抵抗力が落ちてるからか速攻で風邪を引くんですよ…
子が風邪を引かないように気をつけててもこれだと意味がありません。一番身近な大人が風邪をひいてどうするって話です。
なので最近は、多少暑くなるのは覚悟の上で抱っこする前に必ず上着を羽織るようにしています。
私はこの上着の選択がなかなか上手くいきませんでした。

最初は部屋着にありがちな、もこもこ素材のパーカーを着ていました。しかしそれだとファスナーがどうしても子の顔に当たってしまいました。痕が顔についてしまったことも度々…。授乳時にファスナーの金属部分が肌に触れてヒヤッとするのも結構不快でした。
そこでボタン留めの厚手のニットカーディガンに変えてみたのですが、これもあまり良くなくて…
赤ちゃんて成人よりもかなり手がしっとりしていて、すぐに手の中に埃が集まります。ニットカーデを羽織るようになってから、ニットの毛やカーデに付着した(と思われる)髪の毛や毛玉が、やたらと子の手の中に溜まるようになってしまいました。それが指関節の皺にすぐ入り込んで…除去するのがまた面倒くさいんですよね。
次に選んだのが、スエット素材のロングカーデ。ボタン留めだし毛もないし最高!と思ったんですが…段々ロング丈が邪魔になってきました。赤ちゃんの世話って立つ/座る/しゃがむ/寝る等、体勢がコロコロ変わります。その度に長い裾がダブついてうざったく感じる瞬間がちらほらありました。
しかも袖が今流行りの「ぽわん」としたボリュームのあるデザインで、これがまた抱っこや授乳時に邪魔に。なかなかしっくりきませんでした。

というわけで今はこんな上着を着ています。
ツルッとしたキルティング生地と起毛生地のリバーシブル。ボタン留めで、はだけてもヒヤッとしません。スマホやガーゼを入れられるポケット付き。腰までの丈で軽くてサッと羽織れます。
とても便利で重宝しているのですが…絶妙にダサい!笑

家にこもらざるを得ない生活で、リビングに置いて一日中脱ぎ着をする上着。子と一緒に写真を撮ると高確率でその上着を着た状態で写ることになるなら、少しでも可愛いデザインのものを着たいと思いませんか?
この上着は近所のスーパーの2階で急場凌ぎで買ったもので、正直見た目はあまり気に入っていません。こんなに上着が重要なら産前にじっくりリサーチしておけば良かったなぁとしみじみ思っています。

産前に物品を買う時ってどうしても赤ちゃんが身につけるものにばかり意識が向いてしまいがちですが、世話する人間が身につけるものもかなり重要なんですね。とにかく身体が資本だなと感じる今日この頃です。
私は寒くなっていく時期と産褥期が重なりましたが暑い時期もそれはそれで適切な服装があると思います。妊娠中に産褥期の生活を調べて季節に合う服をピックアップしておいたり、もし長く使い回しできそうなものなら買っておいても損しなかったな〜と痛感しています。
ていうかマタニティ関係のメーカーさんが最適なものを作って欲しいですね。「ママ半纏」「ママカーデ」とか名前付けて。かわいい・かっこいいデザインのものお願いします!

調べすぎはつらい、調べないのもつらい

最初は「これ買って良かったよ」を書こうと思ったんです。でも、成功談を振り返ってみると、これって結果論というか…ぶっちゃけ「それしか買ってないじゃん。他にもっと良いものがあったかもしれないじゃん」て思ったんですよね。
失敗談だったら読んだ方が各々自分に当てはめて、関係あるかどうか判断しやすいんじゃないかなぁと思い、失敗した2品についてとりあえず書いてみました。

子育て、今のところ行き当たりばったりでいってます。予め調べすぎると悩みのタネになりますけど、全く調べず突入するのもそれはそれでリスキーですね。
いい塩梅で情報を集めるの難しすぎるなぁ、その時その時に「急場凌ぎ」で何とかしていくしかないのかなぁ…て思う今日この頃です。とほほ。

(見出し画像は個人的に買って良かったベビー靴下です。スヌーピーかわいい。)