グルクン釣り @慶良間諸島沖

沖縄に来て間もない頃から通っている居酒屋、お店の大将が自ら釣ってきたお魚、釣りたてのお魚をいただくことができます。

北海道出身の私ですが、実は魚介類はあまり得意な方ではなく...特にエビ、カニ、ウニが苦手で、「北海道出身なのに!?」と驚かれることもしばしば。ですが、沖縄に来てから、お刺身や寿司も好きになりました。このお店の美味しいお魚のおかげです!

ここでお魚をいただいたら、もう他では食べられない!
というほど活きがよく、身がしまっている。
特にマグロは驚きのレベル!
こんなに噛みごたえがあるお刺身はなかなかない!?

大将がお店のブログに、釣りの日程をアップするとその日はあっという間に満席になってしまします。
また、釣りたてのマグロと、1〜2日熟成されたマグロでは味や食感が違いますが
それを楽しめるのも、このお店ならではかな?

お魚好き、釣り好きのお客さんも多く
どのお魚が、いつが旬でどんな料理にあうかも教えてもらっています。

お店に通うこと数年...
昨年から釣り船にお誘いいただけるようになりました!

大将をはじめ、10名弱の釣りメンバーが、海の底の方にいる魚を釣り
その大きさ(重さ)、数で1年間を通して勝負するという毎月定例の釣り会。
そこで、大将が釣りをしながらカメラを回すのは難しい、ということで
助っ人カメラマンのお役目をいただきました。

まだ日も昇らない時間に港に集合、
船を走らせながら朝日を拝みます。

船酔いには強い方ですが、念のため酔い止めを飲んでおきます。
(お店で紹介された「センパア」を購入)

船に揺られること約2時間...
周りに島影が...

岸壁が鋭く、ゴツゴツしている
これは渡名喜島...???
(開催100年をむかえた「水上運動会」が有名)

釣りの知識はほぼゼロな私、カメラマンを引き受けたものの
肝心の、いつ釣れているのがかわからない...!

リールの音がするなぁと思って近づくも、あれ?
なんだか騒がしいぞと思い近づいてみるも、”まつり” ??

そして、気づけば魚があがっている。

いつの間に!?

魚の名前もわからない、違いもわからない。
島を眺めているばかり...   これじゃぁ役立たずやないか。

カメラマンデビューでの初めての釣り船は「撃沈」。

この反省を胸に、2度目のカメラマンでは
「シルユー」「ムルー」、2種の魚を覚えられました。
大きな魚を釣るために、小さなグルクンを釣ってエサに使うとのことで
今さらながら、グルクンもわかるように。

そして、大将が大物の釣りを仕掛けるはじめると
「グルクン釣ってみるか?」とお声がかかりました。

え!? 私にできるか!?

と半信半疑でしたが、オォ〜!釣り糸が海の底につくとすぐに
魚がつついている感覚が手に伝わってきました!!!

これを「入れ食い」と言うそうです。

なるほど!

入れる度にグルクンが連れて楽しい〜〜〜!
釣りって待つイメージが強く、海のうえでゆったり、
そんな時間もまた乙ですが、やっぱり釣れると楽しい。

これで味をしめた私は、「GW、グルクン釣り行く?」のお誘いに
「行きます!」と即答。

毎月の定例釣り会とは違い、勝負ではないからか
船の出発時間もいつもより、ゆるやか。6時集合でした。

前回までのスポットとは違う場所、このときは慶良間諸島沖でした!

2014年に国立公園に指定された慶良間諸島
「世界が恋するケラマブルー」などと言われるほど美しい海で
ダイビングスポットとして大人気!

渡名喜沖周辺のときとは違い、島々がポコポコとたくさん
なんだかベトナムのハロン湾みたい!?(島の高さはぜんぜん違うけど!)

エサやしかけのセッティングなど、わからないところは全部大将にお願い
私は「かご」とよばれる小さな入れ物に、オキアミをつめて海の中に沈める...
おもりが下についたのを感じたら、ちょっとだけリールを巻いて
釣竿を2、3回上げ下げします...

これで前回は「入れ食い」でしたが、いざグルクン釣りデビューのこの日は
あんまりかからない... 船の持ち場によっては、潮の流れで不利な場所があるそうで。
私の持ち場でまいたオキアミは、すべて船の前の方で釣っている方の方へ流れ
そちらではたくさん釣れているのに、私のところでは "ボウズ" ...

釣れない〜〜〜

曇り空でもジリジリと紫外線
釣れないと疲労がたまる...

釣りのポイントを移動するも「入れ食い」はほとんどなく
前はビギナーズラックか〜〜〜

「釣れないのが当たり前。だから釣れたときに喜ぶのさ〜」と大将。

さすが海の男...
入れ食いのイメージで釣りデビューした私、なんて浅はかだったのでしょう。

わずかではありますが私が釣った小さめのグルクンを餌に
大将は大物狙い!
島をバックに船頭に立ち、おぉ〜〜〜 かっこいい〜^^!

船長が「あなたの釣ったグルクンのおかげだね」と優しい声をかけてくださいました。

ポカポカ陽気で海の上でゆらゆら、
そして昼食、釣れない... たびたび睡魔におそわれ後半戦はよく昼寝をしていました。

朝5:00に起き、港に戻ってきたのは16:00くらいだったか。
本当は夜は釣りメンバーでお店でお魚をいただく予定でしたが
私は疲れていたのか、帰ってそのまま寝てしまいました。

大将はいつも釣りの後に遅くまでお店もあけて
なんてタフなんでしょう。
釣りメンバーのエネルギーにはいつも脱帽です。

後日、セリの場所にも連れて行ってもらいました。

この日のお魚は少ないそうで
多いときはもっとズラリと、端から端までいろんな魚が並ぶとのこと。

それでも初のセリ市場、見たことがないお魚から
高級な夜光貝、知ってはいるけど食べたことがない美味しいと噂のイカなどなど
テンションがあがりました。

こうしてあがったお魚の種類や数を海に出るときの参考にしているんですね。


ちなみに、こちらがグルクンです。

唐揚げが有名だけど、お刺身も美味しい!
船上で3枚におろしたものをお土産にいただきました。

出社前、セリ市場に朝7時集合、お魚を卸したあとはみんなで近くのパーラーへ
朝ごはんに沖縄そばです。

このパーラー、お店のお母さんが高い位置から出てきているのが面白いですよね。

サイドメニューも美味しそう!

ゆで玉子をひとつ、お昼ごはんのおともに買って出社しました。

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