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小田急線

よく晴れた日、小田急線に乗った。
大きな音で音楽を聴いて他人の声を耳に入れないようにして景色を見て過ごした。
知ってるようで知らない街並みや空の青さだとか。
君と過ごした街だとか。
あいつが住んでた街だとか。
日々薄れていってしまったものがいつの日かそれ以上薄れなくなった。
ただぼんやりと記憶に沈んでる。

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