私はずっと孤独かもしれないし、思ったより孤独じゃないかもしれない
4月から新しい家に住む。引越し業者に頼むのが嫌なので、業者に頼まずに、荷造り、煮出し、ゴミ捨てetcをやりきろうとしていた。
しかも、一人で。
今の家の引き渡し日が確定してから2-3週間ほど、土日は予定を入れず、荷造りと掃除をする予定だった。けれども、全然進まない。やらなきゃいけないことにまみれて、鬱ぎ込む毎日が続いていた。
このままだと、腐ってしまう…。ついに私は、友達にSOSを求めた。
「申し訳ないんやけど、明日引っ越しの荷造り手伝ってくれん?」
依頼した2人は快くOKしてくれた。当日は汚すぎる我が家にドン引きしながら、片付けを手伝ってくれた。電車で全て運ぼうと意固地になる私を諭し、タクシーを手配してくれた。
あの日2人が来てくれなかったら、今も私の家はゴミ山だろう。
ずっと、不完全な形で、みっともない形で人に助けるのが苦手だった。それは完璧主義・全てを自分のコントロール下に置きたい、失敗したくない、という意識の表れだったのだと思う。
けれど、助けを求めたおかげで、私一人では全然到達できないところまでたどり着くことができた。私には思いつかないようなアイデアや、彼女たちからの小さな思いやりを受け取った。
助けるを求める、頼るという行為は、相手に対するリスペクトがないとできないのかもしれない。
私はどこまで行っても一人かもしれない。けれど、あなたの力を貸して欲しいというと、助けてやったってもええんやでという人が、意外にもたくさんいるということがわかった。
助けて、助けられて。
関係性を積み重ねていきたい。
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