有名キャラクターにインタビュー「江戸川コナンの巻」【連載第1回】

有名キャラクターにインタビュー、記念すべき第1回ゲストは江戸川コナンさんです。事件を解くモチベーションなど普段は聞けないようなことも……?

取材・構成/ハナシキクヲ


――江戸川さんは様々な事件を解決されていますね。

そうですね。今までどのくらいの事件を解決してきたんだろう?主に殺人事件を解決してきましたが、事件のことは全て克明に覚えていますよ。

――数多くの事件を解決しているわけですが、どのようなモチベーションで事件に取り組んでいるんですか。

殺人事件には必ず被害者がいます。被害者の家族や友人、もちろん被害者のためにも、事件を解決し捜査に貢献することでそういった方々の無念を晴らすことができると考えています。純粋に事件の被害者を救いたいというモチベーションで事件に取り組んでいます。

――殺人事件に対して精神的に辛いと思うことはないんですか?

もちろん殺人が起こってしまうことに対しては辛いと思っています。ただ、数多くの現場を経験しているため、ある程度は慣れることが出来ました。

――殺人事件起こることに対して辛いという気持ちはあるわけですね。江戸川さんは殺人事件を解決することに注力されていますが、未然に事件を防ごうと思ったことはありますか。

防ごうと思ったことですか。正直にいうとあまりないですね。というのも殺人事件の場合、防ごうと思っても防ぐことは非常に難しいんです。殺人を計画的に起こす犯人もいますが、突発的に起こってしまう事件も多く、そういった事件を未然に防ぐということは困難だと考えています。

――江戸川さんほどの推理力や観察力があれば、怪しい人物を見つけて警戒しておくことで防げることもあるのでは?また、警察と協力して殺人事件が起こらないような仕組みづくりをしようと思ったことは?

確かに未然に事件を防ぐことができればそれがベストですよね。ただ今までそのようなことを真剣に考えたことはなかったですね。どうしてだろう?解決する能力の方が長けていると感じているからですかね?

――被害者を救いたいという気持ちで事件に取り組んでいると仰っていましたがそのような気持ちはなく、本当は事件を解決することを楽しんでいるのではないですか?

え、まあ推理をするのは楽しいですよ。だって探偵ですからね。

――あなたが住んでいる米花町の犯罪発生率が他の都市と比較して突出して高いことをご存知ですか?

んー、それは初耳です。これだけ事件を解決しているのだからむしろ米花町の事件発生率は低いものかと。

――にもかかわらずなぜこれだけの犯罪発生率になるか思い当たることは?

ないですね。単純に米花町の治安が悪いんでしょう。

――あなたは被害者のことなんて考えていなくて、むしろ事件の発生を望んでいるのではないですか?

そんなわけはないですよ!!

――では今までに被害者がこれだけ多く発生することに対して、心を病んだことや何か葛藤したことはありますか?

……事件が発生して喜んでいたことならあるかも知れません。でもそれは決して人が死んだから喜んでいるのではなくて、推理できる喜びからきているものなんです。

――あなたが物語の主人公で事件の発生を望むかぎり、殺人事件は発生し続けるのでは?

……

――あら。江戸川さんがいなくってしまいました。自分が存在することで殺人事件が発生し続けることに気づき、自ら消失してしまったようです。

第2回ゲストは野比のび太さんをお呼びします!お楽しみに!

では!

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