「褒める」がコミュのデフォルトになれば

「おはよう！今日もいい感じの服で決まっているね！」
「さすがだね！そんなこともできるの？やっぱりみんなとは違いますね！」

別におべんちゃらを言えよ、とそういう風に思っていません。気持ちがこもっていないとさすがにイヤミっぽく聞こえてしまうかもしれないので。
でも「褒める」ってのを僕は皆がコミュニケーションにおいて自然にできるようになる、コミュニケーションの中に組み込まれているようにしたらもっと人々はラクに生きることができるんじゃないかな、って思いました。

その想いをここに残しておこうと思います。

褒める効力

なぜそう思うかというと、褒めるという行動はマイナスな効果よりプラスに働く効果の方が抜群に多いと思うからです。それも言われた人だけでなく、言った人にも、その周りにもプラスの影響がある。その効果をまとめてみました。

１．ポジティブになれる

基本的に、褒めることは人を気持ちよくさせる。何気ないひと言だったりがすごく胸にささって「今日はなんだかいい気持ちだな」となれる。そして「もっと頑張ろう！」だったり「もっと他の人のためにも行動してみよう」などモチベーションをあげてくれることにもつながるかなと思います。

褒めた側も、人をいい気持にさせようと思って伝えるのだし、その価値を本人に伝えて喜んでもらえたら「伝えてよかった」って思うはず。

さらに、言う側と言われた側だけではなく周りへの影響もプラスに働くこともあります。あまりにもみんなの前でわざとらしく褒めたりすると、聞いてる他大勢多数のモチベが下がったりする可能性もありますが、基本的には「すごくいいところ見ているな、あの人」とか「私もちょっと頑張ってみよう」と良い効果をもたらしてくれるのかなと思います。性善説を前提にしていることは内緒。

もちろん「褒める人の人間性」にもよることがありますが、人から褒められて「うれしい」と思わない人のほうが少数派かと思います。言った自分も、言われた方も、その周りへにもポジティブな雰囲気を作ることが出来るのが褒めの効果かと思います。

２．勇気をもらえる

なかなか一歩踏み出せない方や落ち込んでいる方にも褒めの効果はあります。気持ちが前を向いていないときに一番悲しいのは、「その気持ちに誰も気づいてくれずに寄り添ってもらえない」ことです。誰かが「つらいね」「わかるよ、そのきもち」と言ってくれるだけで、「僕はひとりじゃないんだ」と奮い立つことが出来ます。これは直接的な「褒め」ではないかもしれないけど、共感や応援としても効果があるかと思います。

勇気をもらうこと、こんなすごいことはない。勇気ってものすごいエネルギーだからね。勇気がその人に伝わったときは何倍にも何十倍にも膨れ上がって突き動かしてくれる。自分でも信じられないくらいの力が出てきて、一歩踏み出さずにはいられない、そんな不思議な感覚にさえなると思う。

人がひとを応援すること、共感することは勇気を与えるって思います。

３．自分を認める第一歩になる

前回のnoteにも記載しましたが、ここが一番効果が大きいと個人的には思っています。褒めるは「気づけていない小さな価値」を発見してそれを伝えていくことです。その価値は自分の中に種がないとそもそも気づくことが出来ません。だからそれを気づけることは、そもそも価値が高いのです。どんどん他のひとを通して自分の種に気づいて、自分のことを認めていくことが出来るようになります。そうすると「自分のことを認めて認めて～」とかまってちゃんにはならず、一番寄り添っている自分が自分のことを認めることができ、強く、楽に生きていくことが出来るのだと思います。だから褒めは自分のためだと感じています。褒め、思っているより偉大！

褒めることが人間を人間たらしめる

周りの人へにも自分のためにもなり、その人を起点にポジティブ雰囲気をパンデミックしていくことができる！こんなにもプラスなんだから、そもそも人とコミュニケーションを取る際は「褒めること」を自然と組み込まれている状態にした方がいいんじゃないかな？って思います。それが人間を人間たらしめる要因となり、すごく気持ちの良い時間と生き方ができるのだと感じて止まないのです。違いを発見し、それを認め、称える。自分の中にも価値を見つけて、その認めた自分の能力で社会に貢献していく。かっこよいな～！

そんな社会になれば、もっと楽しく、楽に、心地よく、あくせくせずに自分のしたいことに集中できると思います。また、自分が一緒にいたい人との時間も大切にできるんじゃないかなとそう率直に思いました。

これが本当にできるようになるためにももっと勉強して、自分自身のなかの考えをもっと体系化していきたいと感じています。

褒めよ、待っておれ！すぐにデフォルトにしてやるからな！