{読書感想短歌*167} 誉田哲也『歌舞伎町セブン』
正しくも美しくもない僕にでも守りたいひとがいるその町の夜明け
tadasikumo utukusikumonai bokunidemo mamoritai hitoga iru sono matino yoake
ジウ系列の別シリーズ。歌舞伎町には、法で裁けない悪に制裁を下してくれる謎のグループがあってだな…ていう、都市伝説ぽい設定だいすき。あとこの人…ぜったいあの人だよね…はっきりとは語られてないけど、あのシリーズのあの人だよね…という再会などがあって感無量。
※誉田作品だから、それなりに凄惨なんだけれども、主役がグループ設定だからかな、ほんのり部活感(にしては物騒なんだけど)があって。ひとりひとりがヒーローじゃなくても、それぞれの〈理由〉を持ち寄れば世界は守れる、みたいな理想を心に抱けます。
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