{読書感想短歌*161}オー・ヘンリー 『千ドルのつかいみち』
それがどんな痛みかは知らない 知らないけど 痛むことはわかるよ 光ってるから
sorega donna itamikawa siranai siranaikedo itamukotowa wakaruyo hikatterukara
名手オー・ヘンリーのショートストーリーセレクション。この巻は、ちょっとビターテイストなお話が多いのだけれど、ハッピーエンドとは言えない作品でさえも、読み終わるとなんか、人間が好きになっちゃう、みたいなところが、やっぱり名手。名手オブ名手。
※前に友人と、「気づかい」について話していて、〈でもさ、気を使ってるな、って周囲に悟られてる時点で、本当には気を使えてないってことだよね?〉みたいに迷宮入りしたことがあった。…とかを踏まえての、《真の気づかい例》がここに! いやしかし、身の回りにこんないいやつがいたとしても《真の》すぎて気づけないであろうというジレンマ。
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