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{読書感想短歌*17}P・L・トラヴァース 『さくら通りのメアリー・ポピンズ』

まじないにきゅうり水など贖えど 夏至を待たずに使い切りたり

majinai ni kyuurisui nado aganaedo gesi wo matazu ni tukaikiritari

メアリー・ポピンズだいすきだったな、と思い出して、全部読んだんだったかな、と調べたら、岩波のシリーズに入ってるぶんしか読んでなかった。これはある意味、公園番さんが主人公みたいなおはなし。

※夏至祭の夜に、きゅうりのエキスを耳のうしろにこすりつけ、後ろ向きで歩くと運命の人とぶつかる、という世にも危険なおまじないが作中に出てきた。ていうか、それだと「はい、待ってました!」という状態の相手に受け止められるか、もしくは、かなりのうっかりさんにぶつかってお互いに「わ、だいじょぶですか?」ってなるかの二択な気がする…から、そうか、運命っちゃ運命か。

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