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{読書感想短歌*6} 町田康『記憶の盆おどり』

忘れたいことを選んで忘れてもわたしはおんなじわたしでしょうか

wasuretaikotowo erande wasuretemo watasi wa onnaji watasi desyouka

町田康には、いっつも変なとこに連れていかれる気がする。出だしとか、登場人物のテイストとかで、こんな感じのおはなしかなーとおもってたら全然ちがうとこに着地するの。だから次には身構えて、町田康だからな…あっちに連れてかれるかもな…っておもってても、これまたちがうところに着地するのよ。

※〈相手がどう思ってるかなんてわからないんだから、気にしても仕方ない〉方向のポジティブさって、半分は支持するけど、半分は微妙だなとも思ってる。だってその論旨を「自分が好き勝手するための理論武装」みたいに使い出すひとがかならずいるんだもの…。(※小説の内容とはあんまり関係ありません)

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