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{読書感想短歌*128}ヘイエル・ダール 『コンティキ号探検記』

〈確信〉を帆として掲げ 冷笑の海を渡らん いざ、東風!

“kakusin”wo hotosite kakage reisyouno umiwo wataran iza, higasikaze!

〈古代ペルーの文化や言葉が、ポリネシアのほうに渡ってるじゃん!これ祖先じゃん!〉ていう論文を書いたところ、専門家のセンセイ方に〈筏しかない時代に太平洋渡れたはずないでしょーがw〉って言われ、〈できるかできないかやってやろうじゃないか!〉、と、当時の作り方どおり木と草だけの筏を復刻し、じゃじゃーんと船出しちゃうお兄さんたちの手記。実話。

※けっこうな大冒険なのに、コンティキさんたち、基本のんきで。ピンチもあるにはあるけど、旅の大半は楽しそうにしてるのがよくてね。船乗り混ぜたらガンコでめんどくさそう…とかゆって学者さんや絵描きさんとかばっかりで乗り組んだのが良かったのかしら。仲良しだし、楽天的だし、陽気。すき。

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