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{読書感想短歌*14}トマス・ハーディ 『帰郷』

〈人間の素〉と書かれた袋からさいごにこぼれ出た粉粉が、わたし!

“ningen no moto” to kakareta fukuro kara saigo ni koboredeta konakona ga, watasi!

(↑読んだのたぶんこの訳じゃないんだけど)お話も、文章もすき、だけどヒロインにはまったく感情移入できない、という稀有な読書体験であった。ユーステイシアは、女神の素材の女、らしいから、「この感じは…わからぬ…」ってなるのは私がにんげんだからだろう、とおもった。

※というわけで、短歌でにんげんぽさを主張。「粉粉」は、こなごな、ではなく、こなこな、と読んでいただきたく。


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