{読書感想短歌*152}ディクスン・カー 『曲がった蝶番』
君が僕だっていうなら、僕は君なんだろう 霧の外側の国で
kimiga bokudatte iunara, bokuwa kiminandarou kirino sotogawano kunide
幼少時に故郷を離れた青年が、戻ってきて爵位を継いだんだけど、しばらくして落ち着いたころに、それ偽物ですよー!俺が本物ですよー!ていう人物がやってきて、そうなっちゃうと案の定、殺人事件に発展するよね。そしてほら、表紙が怖い。
※タイタニック号沈没のどさくさで、どっちの子がどっちかわからなくなっちゃった、っていうお話なんだけれども。そういうのがなかったとしても、ある日突然「あなたは偽物です、なぜなら私が本物だからです」と堂々と述べる相手が現れたら、違いますよ自分本物です、ときちんと思えるのかどうか、ちょっと心もとない気がしたよ、のうた。
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