{読書感想短歌*9} 誉田哲也『インデックス』
善悪のグラデーションの人混みを淡いグレーのコートで抜ける
zenaku no gradation no hitogomiwo awai gray no coat de nukeru
姫川玲子シリーズの短編集。インビジブルレインでいったんバラバラになった姫川班が、じわじわ再結集しつつある(実際は違う部署でも連絡とりあったりとかね)なか、これまで目立たなかったキャラの内面などがかいまみれてなんかニヤニヤするなど。
※完全に善きにんげんであることは難しいし、完全に悪しきにんげんてのもまたそれほどはいないようである(※希望的観測)ので、なんとか各自ができるだけ己の、ナチュラルボーンな悪成分をかいならして〈やや善き〉ほうへ進んでみましょうよねとおもう、の歌。
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