![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/123169423/rectangle_large_type_2_53afeef7f41c0758ab7d404edc798c75.jpg?width=1200)
[読書記録]ここ最近読んだ本 (2023.11)
出張、出張してきた人の対応、個人事業のプロダクト納品、などなどしていたら11月終わりました。アウトプット中心で既に出涸らし感。年末年始は本を読みながらゆっくり過ごす姿を想像し、早く残務をきれいにしていきたい。
ということで今月はほぼ本を読めていないですが、行き帰りの電車で読み進めているこちらを紹介。
オリンピックの身代金 (上) 奥田英朗
1964年。東京オリンピック開催直前で盛り上がる華やかな東京の裏には、競技場建設のために過酷な環境で働く労働者達の姿が。兄の死をきっかけに現場労働を知った島崎国男は、あまりに理不尽な社会構造に対し叛逆の狼煙をあげる..
フィクション小説ですが、描写が丁寧で実際にあった出来事のよう。本田靖春氏の「誘拐」を読んだからか、フィクションといえどかなり現実に近い部分もあるんだろうなぁと読み進めています。
時系列が2つの軸(主に国男(主人公)、警察視点)で進んでいくのが面白いです。警察視点が1ヶ月ほど未来の話をしているので、「警察視点で出来事が紹介されて、国男視点で背景が後からわかる」構図になっています。見る人の視点で物事の映り方が変わるところが小説として大変面白い。
下巻は今読み進め中ですがどんな結末になるんだろう。
小説はちょっとした旅行気分を味わえますね。電車で仕事のチャットを捌きまくるのも大事ですが、電車の10分くらいは小説読むくらいのゆとりが必要だなと。
写真は「よつばと展」より。癒された〜
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?