名古屋グランパスU18 選手レビュー



お久しぶりです。グラベスです。

以前からやるやると言って、中々行動に移せず今日まで延ばしてしまいました。まるでチュートリアルの徳井ですね。

さて、先日3人のユース選手の昇格が発表され、皆さん特徴が気になり始めてる頃だと思います。既に記事にもなったりもしていますが、自分なりに3人の特徴そして、惜しくも昇格発表されなかった選手を紹介していきます。

宮本流維

名古屋グランパスU18が誇る守護神で、昨年まではU16の日本代表にも呼ばれる実力者です。身長も187cmと高く、セービング能力に長けています。クラブユース選手権の浦和戦での神セーブや、PK戦までもつれ込んだ広島戦でのPKセーブは一度見てもらいたいものです。

個人的には、2年前に昇格した三井大輝、昨年昇格した東ジョン(栃木にレンタル)に匹敵する実力を持っていると思っています。しかし、GKはチームに1人しか出場できないことや、ランゲラックの壁が厚すぎることから、昇格が見送られたという感じでしょうか。小島亨介(名古屋グランパスU18出身、現アルビレックス新潟)のように大学経由で世代屈指のGKに成長してくれることを願っています。

吉田温紀

先日昇格が発表された選手の1人です。2年前の黄金世代の世代では、中々出番がありませんでしたが、昨年急激に頭角を現して、今では飛び級でU20の日本代表にも選ばれました。ポジションはCBを務めることが多いですが、元々はボランチの選手です。そのため足元の技術が非常に高く、ドリブル、フィード能力はこの世代のCBの中ではトップレベルです。また、コーナーからヘディングで合わせる能力も高く、吉田のゴールで勝った試合が沢山あります。麻也、豊、晃に次ぐ4人目の吉田として頑張ってもらいたいですね。(晃も頑張れ)

加藤玄

名古屋グランパスU18が誇るキャプテン。ここでユースを少し知っている方なら疑問に思うかもしれません。

あれ?ユースのキャプテンって真鍋じゃないの?

正確には違います。キャプテンは加藤で真鍋はゲームキャプテンをやっています。2年前も田邉がキャプテンマークを巻いていましたが、実際のキャプテンは牛澤でした。

キャプテンの話はこのくらいにしてプレースタイルの話にいきましょう。

加藤は身長182cmの大型ボランチで、刈れる・運べる選手です。正直なぜ代表に呼ばれないのかずっと疑問でした。世代別代表経験があれば、昇格の可能性もあったと思います。今年は吉田のACL帯同などのチーム事情でCBもこなしましたが、本職と遜色ないプレーを見せてくれました。クラブユース選手権ではMVPにも選ばれ、今後の活躍に注目していきたいです。

佐橋杜真・葉山新之輔

この2人はプレースタイルが非常に似ているのであえて一緒にします。佐橋は左SB、葉山は右SBを務めています。2年前の石田・新玉コンビと比べると非常に守備的に感じます。まあ石田・新玉は元々FWの選手ですからね。しかし守備だけではなく、攻撃にも特徴はあり、葉山はクラブユース選手権準決勝の決勝点をアシストしました。堅実だけど色々できる点では、トップチームの宮原和也のような選手ですね。大学などで経験を積んでいずれ返ってきて欲しいですね。

齊藤洋大

ボランチを務めており、加藤や宇水とコンビを組むことが多いです。2年前の黄金世代の時から、出場機会はかなり得ていて、Jユースカップの決勝ではトップチーム昇格を決めた豊田とともにスタメン出場を果たしました。加藤と同様になぜ代表に呼ばれないのかずっと疑問の選手です。1年生の時はサイドハーフを務めることが多かったため、加藤よりも攻撃的なボランチであると思います。少し前に行われたエリートリーグの清水戦では、かなり縦パスが引っかかってしまっていましたが、伸びしろは非常にある選手だと思います。今後の成長に期待したいです。

豊田晃大

先日昇格が発表された選手の1人です。非常にクレバーな選手で、FW,サイドハーフ,ボランチまで器用にこなせる選手です。個人的にはボランチ起用が一番のびのびプレー出来ていたような気がするので、長澤のようなインテンシティの高い選手になってもらいたいですね。また2年前の黄金世代で唯一1年生ながらスタメンを張っていた選手です。2年生の時は、大けがをしてしまい出場がほとんどなかったですが、今年復活を遂げて嬉しい限りです。現在U18の日本代表に選ばれていますが、同じく昇格された、吉田、甲田はU20の日本代表に選ばれているので、何とか食らいついていって欲しいですね。クレバーな豊田なら可能だと思います。

甲田英將

先日昇格が発表された選手の1人です。可愛い顔して、えげつないドリブルする選手です。3人に囲まれても失わない強さを持ち、ドリブルなら2年前の榊原(現 立正大) 倍井(現 関西学院大)よりも上なんじゃないかと思うくらい上手いです。昨年までは、決定力に若干の物足りなさを感じましたが、今年は沢山のゴールを決めています。プロだらけのエリートリーグのマリノス戦でも2得点を挙げているため、プロ相手でも通用する力を持っていると思います。既にマッシモにも気に入られているようなので、1年目から試合に絡んでいくと思われます。ルヴァンカップや天皇杯での出場に期待しましょう。

真鍋隼虎

最後はクラブユース選手権得点王のエース真鍋隼虎です。2年生の時からチーム内得点王を取り、負傷離脱中の松本皐誠の分まで活躍しています。U17の日本代表に選ばれており、流通経済大学との練習試合ではハットトリックを決めたそうです。フィジカルが強く、スピードもある、名前の通り隼のように速く、虎のように強いそんな選手です。この調子でプレミアリーグ得点王も狙っていって欲しいです。昇格有力選手だと思っていましたが、現在トップチームでは1トップであることや、クバ、金崎、山﨑などの強力なライバルがいた為昇格が見送られた感じでしょうか。将来有望な選手なので、大学などで経験を積んで、いつか戻ってきて欲しいです。

まとめ

他にも取り上げたい選手は沢山いましたが、大変だったので9人にさせてもらいます。今回昇格を勝ち取った3人だけでなく、他にもたくさんの優秀な選手がいます。もしかしたら年末に追加昇格や、4年後に大学経由で復帰する選手が出てくるかもしれません。彼らのさらなる活躍を願ってます。

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