夜の暗闇と希望の朝

先日大好きな人が強い希殺念慮で自殺しようとした。
物凄く頑張り屋さんで繊細な女の子で昨年8月までアイドル活動をしていた。今も次のアイドル活動を目指して色々と模索していて可愛いお顔と暖かくフワッとした雰囲気が魅力で自分の推しメンと同棲している。(なんなら2人を推してる)

この記事はその時の自分の頭と心を駆け巡った
思考と感情の記録簿。
いつまた同じ様な事が起きてもおかしくない。
その時ちゃんと活かす事が出来るように、、、

そもそも希殺念慮というワードをご存知だろうか?
状態としては「死にたい」と強く思いつつも具体的な方法までは考えられてない状態を指す医学的な言葉らしいです。
似たような言葉で自殺念慮というものもあります。
こっちは この世から去る為の具体的な方法を考えていて、その準備を始めてるもしくは準備が完了しているホントに自殺する直前の状態を指す言葉になります。

彼女と同居している推しメンが落ち着いてからnoteを更新してくれてるので是非そちらも目を通していただきたい。
https://note.com/ayumi_nii/n/n3b1752dd50fa

今回はどちらかと言うと自殺念慮ではないか?と思った。そして彼女に対して過去一の危機感を抱いた。
トリガーとなった出来事があったその日の夜に1つのツイートが流れてきた。「頼んだロープが届くのが明日なので明日までは生きさせてください(一部抜粋)」
この世から去る為の具体的な方法を考えていて、その準備を始めてる…まさにその通りだ。
きっと誰も見てない隙を見て首を吊ろうと考えたのだろう。すぐに消したがたまたま携帯を触っていたタイミングで偶然見れた。その瞬間に「これはヤバい!今回は本当に死んでしまう」と私の中の警報が音量Maxで鳴り響いた。

しかし腐ってもアイドルとファンの関係は変わっていない。当然の事ながら家を知ってる訳もなければ連絡先も知らない。強いて言うならファンからメッセージを送れるインスタのDM機能くらいしかない。
自分に直接自殺を止める力は無い。
彼女と同居している推しメンとその地元の同級生のお姉さんに全てを託す格好にならざるを得ず自分からDMでメッセージを送りはしたものの完全に他力本願だ。
それとは裏腹に「生きてて欲しい」という思いは他のファンの方と同様に非常に強くなんとも歯痒い感情が渦巻いていた。


彼女に送るメッセージを書くのもこれまでと比にならないくらい頭も心も全力で働かせた。
何故彼女はそんなにも死にたいと思うのか?
そして自分の経験を元に彼女がどういう心境なのか? それらを考えた時すぐに分かった。
推しメンのnoteにもある通り
"無理矢理生きさせる事が望んでないこと"
"押し寄せる死以外逃げ場のない希死念慮の重さ"という多くの人には理解し難い想像を絶する重さと苦しさがのしかかってることを。

だからこそストレートに『生きて欲しい!』『死なないで!!』って気持ちをぶつける事すら違うって分かってた。頭も心も正常でない ただひたすら苦しさから解放されたい。その一心。その一心なのに苦しさから解放され楽になることが"死ぬこと"しか無い。

楽になる事なら他にもあるだろ?と思うかもしれない。いやきっとそう思うのが普通かもしれない。
けど私も経験した事があるので分かるが、ホントにこの状態に陥ると何故か死ぬ事で楽になる以外の選択肢が勝手に頭や心の中から消えていて【楽になりたい】その一心なのに、その一心で本気で死のうとしてしまうのが現実でありそれを知っているからこそ私の焦りも大きかった。

それでも1ファンとして出来ることとして何とか彼女が思いとどまってくれる様なメッセージを早い段階で書ききって送らなきゃ!!
読んでくれるかどうかさえ分からないのに必死に適切な言葉な何か?探し続けた。
冷静でないと必要な言葉を探し出せないはずなのに凄く焦ってた。他人に対してここまで焦ったのは初めてだった。

ホントに心から生きてて欲しい!
そう願ってたし何とか思いとどまって欲しい。
けどそれを押し付けるのは当時の彼女からしてみたらタダ私のエゴに過ぎない。 「もう本人の希望通りに楽にしてあげるのも優しさかな?」そう頭をよぎってしまう時も何回もあった。それまでジムに通ったり色々な事に着手して凄く頑張ってた。目に見える範囲でもそれが伝わるのだから裏ではもっと頑張ってたはず。だからこそ,それを受け入れて楽にさせるという選択肢もテーブルの上に置いておくべきなのかもしれない、、、凄く胸が締め付けられた。
だって彼女が望んでないんだもん……
それでも吉報か訃報かのどちらかが舞い込んでくるまで諦めたくなかった。


先述の私が過去一の危機感を抱いたツイートに付いた幾つかのリプライ。死んで欲しくない!生きてて欲しい!という感情とは別にやっぱり的を射てないのがあったのを覚えている。それに推しメンのnoteにある様なお手本のようにズレた言葉で相手した警察の方。その接し方や言葉により悪化しないだろうか??
勿論悪気があって言ったり書いたりしてる訳では無いのは百も承知済である。だからこそ,その言葉がより脅威とならないか凄く不安になってしまう。

よく言われる言葉は刃物であると。
そして"今"まさに死のうと思ってる人生で最大級にナーバスな状態の大好きな人に向かって投げ掛ける言葉。 メッセージは完成したが送信するのが怖かった。ホントにコレで良いのか?逆に心境を悪化させないか?この言葉はちゃんと良い方向を向いているか??時間は無いのに自分で書いたメッセージを何度も自分で読み返しては微修正してを繰り返した。

結果正解だったのかは分からない。
どのタイミングでメッセージを読んだのかも分からない故に思いとどまる要因の1つになれたかさえも分からない…
けど4日間という長い時間をかけて彼女は元気を少しずつ取戻し『生きる』ことを選んでくれた。

4日目の朝
私が目を覚まして携帯を見ると同居している推しメンとその地元の同級生のお姉さん、そして彼女自身がインスタのストーリーを更新していた。
何よりも真っ先に開いた。
「4日ぶりにお風呂に入ったよ〜生きてるよっ」
「生きてくれてありがとうーーー」
早朝から涙が溢れた……
死にたいって思い続けてたのも,寄り添うのも凄くすごく辛かったよね、、生きる道を選んでくれてホントにありがとう。嬉しさと安堵の気持ちと彼女達への感謝の気持ちでいっぱいになった。


今ある事が当たり前じゃない事を再認識させられたし、これからも好きで居続けて大切にしたい。
そう強く思った。
そして
誰もが経験する訳ではないからこそ、身近な人が同じ様な状況に陥った時や鬱などで苦しんでるならシッカリ相手に寄り添える様な手を差し伸べられる様な人になりたい。 この記録簿も誰かの参考になったりしたら嬉しいかな


末永く彼女が笑顔で彼女らしく生きてくれますように…この願いが1番届いて欲しい!
やっぱり彼女は笑顔が一番似合う!!
彼女の笑顔を画面越しに観れて自分の不安も晴れた。また沢山その笑顔を魅せて欲しい。
やっぱ欲が出ちゃうなぁ
生きる事を選んでくれてホントにホントにありがとう!! これからも好きで居させてください!

※推しメンのnoteにある「中学時代にクラスの女子からニボシの入ったバレンタインチョコを貰った話」が気になって仕方ないです(白目)

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