【勇気をもらえた映画】人生に積んだアイドルは赤の他人のおっさんと住む選択をした。

・特に良かったシーン
ささぽんと別れる安希子の一礼する前の表情に感謝が詰まっていた。

アイドルを卒業し、正社員なりたてで仕事に励む安希子。ある日突然足が動かなくなってしまう。おそらくストレスによるものなんだろう。朝起きれなくなり、仕事を退職して残高10万円と1記事1000円の依頼のみが残った。その後、友人のアカリの紹介で56歳のおっさん「ささぽん」と同居することになる。羨ましい展開だ。

安希子という人物にはかなり共感できた。
新卒だった自分も同じく残高10万円だったし、同じような精神状態だった。仕事に対する真面目加減も通じるものがある。

発見があったのはコウスケという人物が優しすぎるところが安希子にはクズに見えていたこと。既に彼女がいるのに優しくされてしまったことに腹が立っていたみたいだ。ちょっと女性と話すのが怖くなるね。

安希子の友達の恵子が結婚した時に言っていた「この人となら不幸でもなんとか生きていけるかな」という価値観が素敵だった。自分に結婚願望は今のところないが、素敵な価値観を持った新婚さんは見ていて癒される。

そして、ささぽんの人柄が素晴らしい。
安希子の自虐も黙って聴き、それに対する返答が「安希子さんの話は面白いよ」だったことは意外だった。ささぽんには安希子が懸命に生きていて輝いて見えているらしい。
自己肯定感の低い人がこんなふうに言ってもらえたら元気でるよ。
「恥ずかしくても、死ぬわけじゃないからね」という一言にも勇気づけられた。
自分も25歳なりに泥臭く生きてみよう。

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