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James Brown / Live at the Apollo (1963)

ソウル/ファンクの帝王、ジェームス・ブラウンの歴史的ライヴ盤。

まだファンクが確立される前の1962年10月24日、ニューヨークはハーレムにあるソウルの殿堂、アポロ・シアターでのライヴを収めた本作は、まだライヴ・アルバムの概念自体が定着していない時代に、JB自らの意志によりレコーディングされた黎明期のレコードであること、キャリア初期のソウル・シンガーとしてのJBの圧巻の生パフォーマンスを収めたこと、彼にとって最初のヒット作となったことなどもあり、「史上最高のライヴ・アルバム」と評される。

このスモーキーな質感のサウンド、粘りとコシのあるグルーヴ、快感を呼び込むリズム、ブラック・ミュージックの真髄を刻み込むようなヴォーカル、それら全てがその後のポップ・ミュージックやブラック・ミュージック、ロックにまで多大な影響を与えることになる。

ミック・ジャガーもデヴィッド・ボウイもライヴ・パフォーマンスの手本とした、重要なレコード。
たった31分ながら、ソウルの名曲オンパレードにメドレーに、めちゃくちゃ濃密。



言わずと知れたJBのアポロ、第1弾。
個人的な好みとしては、この頃のソウルっぽい感じが一番かも。
ハスキーでスモーキーでパワフルでキレのあるヴォーカル・パフォーマンスは凄みがある。ジャケもカッコいいし。
60年前にリリースされた最初期のライヴ作品だけど、これがその後のライヴ・アルバム、R&B/ソウル・アルバムの原点なのかもしれない。


今日からGW。昨日は職場に人が少なかったので省エネ勤務。久しぶりに定時で上がって連休に突入してみた。
明日から束の間の東京。混雑にうんざりしつつ、旧交をがっつり温めよう。
往年の刑事さながらの足を使ったスタイルの旅なので、ふくらはぎとアキレス腱を入念に伸ばしておこう。
そして33歳のうちに読み終えたい、レイモンド・チャンドラーの「大いなる眠り」を持っていこう。

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