Unityを使用してWeb3MMORPGを10分で構築する方法

2022年6月15日 18:09

この記事は「Build a Web3 MMORPG with Unity in 10 Minutes」の日本語翻訳です。

World of WarcraftやRuneScapeなどの大規模なマルチプレイヤーオンラインロールプレイングゲーム（MMORPG）は、さまざまな年齢層の間で非常に人気があります。さらに、Web3とブロックチェーンゲームの人気が高まっているため、Web3MMORPGの進歩について話す必要があります。ご存知かもしれませんが、Web3の主流の採用は今後5年ほど以内に見込まれています。

したがって、Unityを使用してブロックチェーンMMORPGゲームを構築する方法を学ぶのに最適な時期です。もちろん、一部の大規模なプレーヤーはすでにWeb3MMORPGレルムに参加しています。しかし、Web3 MMORPGの作成を熱望する勇敢な開発者には、彼らを待っている多くの機会があります。

この記事で学習するように、Unityを使用してWeb3 MMORPGをすばやく構築したい場合に、その追加のエッジを提供できる驚異的なツールを自由に使用できます。Unityの他に、PhotonエンジンとMoralisを活用する方法を紹介します。1つ目はマルチプレイヤーをシンプルにし、2つ目はWeb3バックエンドのすべてのニーズをカバーします。

あなたに刺激を与え、教育するために、私たちはシンプルなWeb3MMORPGを作成しました。先に進むと、そのブロックチェーンゲームのプレビューを見る機会があります。また、GitHubで入手可能なコードを使用することで、Unityを使用してブロックチェーンMMORPGゲームをわずか10分で構築する機会が得られます。

そのため、UnityをPhotonエンジンとMoralisのパワーと組み合わせる方法を学びます。後者を使用すると、これらのかけがえのないツールを使用して、自信を持って独自のWeb3MMORPGプロジェクトに取り組むことができます。

dApp（分散型アプリケーション）またはトークンを作成するかどうかにかかわらず、Moralis（別名「暗号化のためのFirebase」）があなたの背中を持っています。速度、信頼性、MoralisのNFTAPIを含む究極のWeb3API、およびクロスチェーンの相互運用性により、Moralisは最高のWeb3バックエンドプラットフォームになっています。

Unity、Moralis、Photonを使用してWeb3MMORPGを構築する

次のセクションでは、UnityでブロックチェーンMMORPGゲームを構築するために必要なすべてのガイダンスを提供します。もちろん、私たちのコードを使用できるという事実は、10分以内にそれを使用することを可能にします。さらに、MoralisとPhotonのセットアップを完了する方法を示す前に、Web3MMORPGの例の簡単なプレビューを行います。可能な限りシンプルにしたことを忘れないでください。ただし、上記のツールを隅に置いておけば、自由に使える可能性を確認するのに十分なはずです。

Web3MMORPGサンプルデモ

まず、ログイン画面を見てみましょう。

上のスクリーンショットを見ると、この例のWeb3ゲームでは、最初にユーザーがログインする必要があることがわかります。これをできるだけユーザーフレンドリーにするために、QRコードを使用することにしました。そのため、ユーザーはデバイスを使用してこのコードをスキャンし、Web3ウォレットを使用して Web3認証を実行できます。この点で、モラリスはあなたにいくつかのオプションを提供します。MetaMaskを使用した認証のオプションは、暗号化の経験があるWebユーザーにとって最良の代替手段です。一方、WalletConnectは、モバイルでの Web3ログインに最適です。ただし、Web3ユーザーのオンボーディングを促進したい場合は、Web2メソッドに固執するのが良い方法かもしれません。幸いなことに、Moralisを使用すると簡単に実行できます電子メールによるWeb3認証、またはWeb3ソーシャルログインを使用します。

新規ユーザーがQRコードをスキャンし、ホットウォレットを使用して確認メッセージに署名すると、ログインします。次に、[部屋に参加]ボタンをクリックしてゲームに参加する機会があります。

さらに、ログインに成功すると、画面の下部にメッセージが表示されます。ウォレットアドレスがログインしていることをユーザーに知らせます。「JOINROOM」ボタンをクリックすると、ゲームはシーンをロードします。

シーンが読み込まれると、ユーザーはキャラクターを移動できます。さらに、文字の上に表示されるユーザーのアドレスの一部があります。

他のプレイヤーにアプローチするとき、ユーザーは自分のユーザー名とウォレットアドレスを確認できます。

UnityでブロックチェーンMMORPGゲームを構築する–ツールの概要

これから構築するものを明確に理解できたので、使用するツールを詳しく見ていきましょう。前述のように、Unity、Moralis、およびPhotonエンジンを使用します。

Unityはクロスプラットフォームのゲームエンジンです。私たちの意見では、それはゲーム作成のための最も完全なソリューションです。さらに、私たちがWeb3開発に慣れ親しんでいるWeb2ツールを使用できることは素晴らしいことです。

Photonは、マルチプレイヤーゲーム開発に特化したゲームエンジンです。そのため、Unity内でマルチプレイヤーのニーズのほとんどをカバーするために使用できるアプリIDが提供されます。Photonのもう1つの優れた点は、無料で開始できることです。

Moralisは究極のWeb3開発プラットフォームです。現在のWeb3技術スタックを検討する場合、Moralisが使用するツールです。すべてを除けば、開発時間の87％を節約できます。そのため、Moralisは、複数のプログラム可能なチェーンにまたがるdAppの展開を非常に簡単にします。また、Moralisを使用すると、RPCノードのすべての制限に対処する必要がなくなります。そうすることで、フロントエンドに最大限の注意を向けることができます。したがって、顧客に優れたWeb3UIを提供することができます。

さらに、Moralisの無料バージョンはあなたが始めるために必要なすべてを提供します。これにより、Moralisサーバーを作成し、そのデータベース（Moralisダッシュボード）にアクセスできます。

後者は、Moralisの「同期」機能と組み合わせて、スマートコントラクトイベントの同期とインデックス作成を可能にします。基本的に、これは汗をかくことなくブロックチェーンにインデックスを付けるための最良のツールです。さらに、Moralis Metaverse SDKを使用すると、メタバースを簡単に作成することもできます。

Unityを使用して10分でブロックチェーンMMORPGゲームを構築する

前述のように、以前に紹介したWeb3MMORPGのコード全体をGitHubで入手できるようにしました。そのため、コードのクローンを作成するか、プロジェクトのZIPファイルをダウンロードすることから始めることができます。

ZIPファイルをダウンロードしたら、解凍して、Unityでメインフォルダーを開きます。次に、Unity内で、「ログイン」シーンを見つけます。

ユーザー側のログインツールに関しては、TrustWalletの使用をお勧めします。私たちの経験に基づいて、それは利用可能な最も信頼できるものの1つです。幸い、MoralisのSDKを使用すると、ログインの実装が非常に簡単になります。これは、2つの「プレハブ」を提供します。

「MoralisSetup」プレハブを選択すると、MoralisサーバーのURLとMoralisアプリケーションIDの入力を求められることがわかります。そのため、これらの詳細を取得するには、独自のMoralisサーバーを作成する必要があります。そうは言っても、Moralisの初期設定を完了する時が来ました。

モラリスの初期設定

UnityでWeb3MMORPGを構築する場合でも、究極のイーサリアムdAppボイラープレートを使用してdAppを作成する場合でも、最初にMoralisの初期設定を完了する必要があります。このセットアップの目標は、Moralisサーバーを作成し、その詳細にアクセスすることです。そのため、以下の手順に従ってください。

Moralis管理エリアへのアクセスとMoralisサーバーの作成

Moralisアカウントにログインする–すでにアクティブなMoralisアカウントを持っていることを前提としています。したがって、ログインするだけです。一方、Moralisアカウントをまだお持ちでない場合は、このリンクを使用してください。サインアップページに移動します。そこで、メールアドレスを入力し、パスワードを作成して、メールアドレスの受信トレイに送信される確認リンクをクリックします。
Moralisサーバーの作成– Moralis管理エリアにログインした後、[サーバー]タブ内の右上隅にある[+新しいサーバーを作成]ボタンをクリックします。ページ上のチュートリアルもガイドします。

[新しいサーバーの作成]ボタンをクリックしたら、プロジェクトに最適なネットワークタイプを選択する必要があります（下のスクリーンショットを参照）。サンプルプロジェクトを扱う場合、またはdAppをテストする場合は、「TestnetServer」または「LocalDevchainServer」が最適な方法です。ただし、稼働するときは、「メインネットサーバー」をクリックする必要があります。

次に、サーバーの詳細を尋ねるポップアップウィンドウが表示されます。サーバーの名前（これは任意の名前にすることができます）を入力することから始め、次に地域、ネットワークタイプ、およびチェーンを選択します。選択したチェーンを選択すると、[インスタンスの追加]をクリックしてサーバーを実行できるようになります。

Moralisサーバーの詳細へのアクセスとUnityへの入力

3.サーバーの詳細にアクセスする–サーバーを作成したので、サーバーの詳細にアクセスできます。「詳細の表示」ボタンをクリックするだけです。

新しいウィンドウに詳細が表示されます。ここで、右側のコピーアイコンを使用して、サーバーのURLとアプリケーションIDを簡単にコピーできます。

4 Unityにデータを入力する– Moralisサーバーの詳細を自由に使用できるので、Unity内の適切なフィールドにデータを入力します。そのため、右のフィールドに2つの詳細をそれぞれ貼り付けてください。

サーバーが稼働しているので、Moralisダッシュボードにアクセスすることもできます。これを行うには、[詳細の表示]ボタンの横にある矢印をクリックします。次に、「ダッシュボード」をクリックしてデータベースにアクセスします。そこでは、関連するすべてのオンチェーンイベントが記録されます。

Moralisダッシュボードのプレビューは次のとおりです。

「User」クラスの中には、ユーザーのログインを表示できる場所があります。さらに、「_ EthAddress」内には、ログインに使用されたウォレットアドレスが表示されます。そのため、このオンチェーンデータはすべて自由に使用できます。したがって、簡単に読んで、Web3MMORPGを適切にプログラムするために使用できます。後者は「MoralisInterface」メソッドでうまく実行されます。Unity内の「スクリプト」の横にあるシーンから「AppManager」を開くと、バックエンド機能の詳細を表示できます。

次に、検索バーを使用して「MoralisInterface」と入力します。これにより、関連するすべてのメソッドがマークされます。

Web3マルチプレイヤーセットアップ

Moralisがバックエンドを処理しているので、Web3MMORPGゲームはすでに実行されています。ただし、マルチプレイヤー機能を組み込む必要があります。「UnityでブロックチェーンMMORPGゲームを構築する」クエストのこの部分では、Photonを使用します。

手始めに、Unity内の「ゲーム」シーンに移動します（アセット>プロジェクト>シーン）：

「ゲーム」シーンの階層を見ると、Photonプレハブがないことがわかります。ただし、「GameManager」はランダムにプレーヤーを選択しています。

そのため、「PhotonPlayer」プレハブは各「PhotonPlayer」に含まれています。

上記でマークされた「PhotonPlayer」プレハブのいずれかを開くと、いくつかのPhotonプレハブが表示されます。これらには、「フォトンビュー」、「フォトン転送ビュー」、および「フォトンアニメータービュー」が含まれます。ただし、これらすべてを機能させるには、「Photonサーバー設定」内にPhotonアプリIDを貼り付ける必要があります。これらの設定にアクセスするには、検索ツールを使用して「設定」と入力します。次に、「PhotonSer…」を開きます。

独自のPhotonアプリIDを取得するには、Photonアカウントを作成する必要があります。Googleまたはその他の検索エンジンを使用して、検索バーに「フォトンエンジン」と入力できます。Photonの公式ホームページにアクセスしたら、アカウントを作成します。サインインしたら、ダッシュボードに移動する必要があります。