【NFT活用事例】NFTで指輪交換!ブロックチェーンが紡ぐ新たな形の婚姻
NFT(Non Fungible Token)を企業活動に活用する事例が増えてきています。「自社はまだまだ(検討にすら入っていないよ)」といった企業でも、今の段階から社内での情報共有はしておくべきだと思いませんか?
今回はウェディング業界におけるNFT活用事例をご紹介していきます。
【インド初】NFTで指輪交換する結婚式
2021年11月にインドのとあるカップルが結婚しました。
コロナ禍により大規模な結婚式を開催することは叶いませんでしたが、
オンライン上で結婚式をあげ、おなじみの指輪交換をNFTを活用して行う
ということがたちまち話題に。
流れとしては、まずGoogle Meet(無料でできるビデオ通話サービス)上に司祭や家族を集め式をスタート。
夫妻がそれぞれ誓いの言葉を読み上げ、司祭から祝福の言葉を受けたあと、夫側から妻のデジタルウォレットにNFTを送りました。
つまり、夫妻はスマホを持ちながらブロックチェーン上で指輪交換を行ったのです。
NFTは指輪をはめた手の写真に誓いの言葉を加えたもの。
結婚指輪をNFTとしてウォレットに送ることで、夫妻の婚姻がブロックチェーン上に永久的に公的記録として残ることに。
"By the power vested in me by ethereum…"
このような言葉を受け取り、2人は晴れて夫妻となったのです。
Coinbase社員がNFTリングで結婚の誓い
2021年4月、Coinbaseの社員2人がNFTを結婚式に取り入れ、式の一部としてNFTを交換するという心温まる使い方をしました。
レベッカ・ローズさんとピーター・カチャーギンスキーさんによると、2人の結婚式では伝統的なユダヤ教の儀式と並行して、NFTを「仮想の指輪」として互いに送り合ったということです。
このNFTの名前は、ヘブライ語で指輪を意味する「Tabaat」です。
アーティストのCarl Johan Hasselrot氏によるアニメーションで構成されており、
結婚のように2つの異なるものが1つになる様子が描かれています。
また、このNFTリングはブロックチェーン上に存在しており、2人の婚姻の証として全ての人が見られる様子。
今回のエピソードについて、レベッカ・ローズさんはこのようにツイートされてています。
「ブロックチェーンは、物理的なモノと違って、永遠です。
止められないし、検閲も不可能で、誰の許可も必要としません。
ちょうど愛がそうであるべきように。
これ以上ロマンチックなことがあるだろうか?」
リアルでできない盛大な披露宴をメタバースで
コロナの影響で、インド各地の家族が伝統の盛大な結婚式の縮小や中止を強いられる中、あるカップルがメタバースでの結婚式を企画していると話題に。
パドマバティさんとラマスワミさんは来月に仮想空間で披露宴を行う計画を立て、リアルだと通常100人までしか呼べないところ、2,000人を招待しました。
「ハリー・ポッター」シリーズのファンを自認する2人が選んだのは、ホグワーツ魔法魔術学校をテーマにしたパーティー。
招待客は様々なデバイスを通じて参加できる様子です。
リアルな結婚式自体は親友や親戚を呼んで執り行われますが、その後、2人は15万インドルピー(約22万円)かかる仮想空間の披露宴に移動するということ。
メタバース会場では、招待客が城を探検したり、アバター(分身)の外見や服装をカスタマイズしたりできる仕組みになっているといいます。
また、今回のデジタル披露宴にはもう一つ利点があります。
それは、ラマスワミさんの亡くなった父親に参加してもらえるということ。
現在、3Dアバターを制作中で、披露宴当日には一緒にメタバース上で参加ができるということです。
まとめ
今回のニュースをまとめると下記の通り。
・インド初 結婚式の指輪交換をNFTで
・Coinbase社員 スマホを片手に指輪交換
・メタバース披露宴企画 新婦の亡くなった父親が参加できるように
「永久的に記録される」というブロックチェーンの技術は「永遠の愛を誓う」
という結婚と非常に相性がいいと考えられます。
また、メタバースを会場とすることで参加人数の規制が和らぎ、さらに亡くなった
自分の大事な人を参加させることができるという新たな気づきもありましたね。
ウェディング関連のブロックチェーン技術活用の事例が、今後も多くなっていくことでしょう。
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【記事執筆】
kon(こん)
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