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NFTとは?

こんにちは、株式会社a-space NFT事業部です!
僕らは、東京の池袋を中心として活動している不動産屋です。
「事業部」というには寂しい活動実績ですが、暗号資産やNFTをもっと身近に感じてもらえるようにと、日々前進中です。

今回は【NFT】について解説していきます!
ではさっそく本題です。
NFTとは?ノンファンジブルトークン(Non Fungible Token)の略です。
ノンファンジブルは「非代替性」、トークンは「しるし・証拠」
意訳をすると「変わりが利かないしるし」と訳してもいいのかなと思います。つまり、「世界にひとつだけのデジタル資産の証明」です。

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不動産(マンションなど自宅)を買ったら、所有者である証明がもらえますよね?昔は権利書って言っていましたが、今では所有者を表す13桁の識別番号がもらえ、登記情報に自分の名前が入ります。
例えばこれからの未来、デジタル技術が進んで、仮想空間の中で世界中の人たちと仕事をしたり、ライブを観たり、そんな生活が当たり前になったとしたら?もう現時点で実現していますが、仮想空間の土地を取引できるようになったら?どうやって自己の所有物と証明しますか。
現実世界での証明は、印鑑や直筆の署名を用いることが大半です。
印鑑や署名など自分のものである証明を、他人からコピー不可能な状態で表す技術が【NFT】です。
なんとなくわかっていただけたでしょうか?

ちなみに、ビットコインやイーサリアムなどの暗号資産とは違います。
これらの暗号資産はファンジブルトークンです。ビットコインなどの資産・デジタル通貨に自分のものである証明は必要ありません。きちんと自分のデジタル財布に入っていればいいだけのことです。一万円札に自分のサインしても意味がないですよね?流通させて初めて意味があるのが通貨だからです。

ただ、違うと言っても全くの別物ではなく、暗号資産もNFTもブロックチェーン技術を使われている点は同じです。
暗号資産とNFTの違いは個別の識別サインが入っているかどうかです。
量産型のTシャツが複数枚あるとして、その中の一つだけに有名人のサインが入れば価値は変わりますよね?NFTも同様。個別の識別サインをデータとして入れることで、世界にひとつだけの価値が生まれます。

ここまででビットコインなどの暗号資産とNFTの違いは少しご理解いただけたとおもいます。NFTを説明する上でブロックチェーンの認識はとても大事なので、少し深掘りしていきます。

ブロックチェーン最大の特徴は管理者不在の台帳を実現したことです。
公開された情報を複数のユーザーが相互承認して信用を付加していく分散型台帳という仕組みです。

わかりやすく暗号資産と日本円を比較してみましょう。
暗号資産は分散型台帳によって管理され、
日本円は日本銀行が管理しています。
これは中央集権的な管理に分類されます。

ブロックチェーン技術の特徴をまとめてみましょう。
①改ざんできない
②価値を移転できる
③追跡可能、誰でも閲覧可能

順番に説明していくと、

①改ざんできない
先述した通り、相互承認によって成り立っているのが暗号資産やNFTが載っている分散型台帳の特徴です。
つまり、常に情報の承認作業が行われているため、データの改ざんが極めて困難ということです。絶え間なく動いているベルトコンベアにバグを差し込むようなニュアンスでしょうか…
これに加えて、ブロックチェーン上に保管されるデータは秘密鍵という解読が難しい暗号によって保護されているため情報の漏洩もされにくいように設計されています。

②価値を移転できる
例えば、ATMから日本円を引き出す際には、複数の事業者を介し、データを付け替えたり…様々なコストが発生します。
ブロックチェーン技術を活用した暗号資産なら、余計な仲介を挟む必要がなくダイレクトに届けられます。国や時間など全く関係なくです。

③追跡可能、誰でも閲覧可能
ブロックチェーンには日本銀行のような中央管理者が存在しません。ユーザー間での取引のみです、これをP2P通信と言います。P2Pではユーザーが参加することにより、サーバとしても機能することになります。話が込み入って参りましたが、簡単にいうと暗号資産を使っている人たちが、その暗号資産の価値を担保し、保持している。という考えです。この為、取引は全て記録され、公開されているため、高い透明性が保たれています。さらに取引の中央にサーバーもないので、サーバーダウンで取引ができない、ということもありません。

いかがでしょうか、とっつきやすい内容ではないですが、活用できればなんだか便利そうですよね?この便利そう、役に立ちそう→儲かりそう!という考えが世界中で暗号資産バブルを巻き起こすきっかけになったのでしょう。

未来を変える素晴らしい技術が、悪用されたり、投機目的で取引されたりした結果、ジェットコースターのようなアップダウンのある金融商品としての認知が先行してしまったのかなと考えています。
ひとりでも多くの方が正しい知識を身につけて、新しい技術をうまく活用し、豊かに暮らしていけるように発信していきます!

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