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森田朗

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記事一覧

わが国の組織は世界で戦える力をもっているのか

一週間ほど前からアメリカに来ているが、先日、こちらの企業の社長からリーダーシップのあり方…

人口減少の時代、医療の世界でこれから何が起こるのか?──(3)崩壊に向かう地域医…

1.止まらない人口減少と収縮する社会 2.地方消滅の必然性 3.崩壊に向かう地域医療 4.VRHに…

東電福島第1原発処理水問題:科学的に正しいことを述べているのに、なぜ中国は厳しく…

東京電力福島第1原発処理水の海洋放出に対する中国の厳しい反応が問題となっている。科学的に…

人口減少の時代、医療の世界でこれから何が起こるのか?──(2)避けられない地方消…

1.止まらない人口減少と収縮する社会 2.地方消滅の必然性 3.崩壊に向かう地域医療 4.VRHに…

人口減少の時代、医療の世界でこれから何が起こるのか?──(1)人口減少の現実

●はじめに わが国の人口減少は、今後想像を超える速度で進み、それが止まる可能性はない。現…

戦後78年目の終戦記念日に思う

●戦争の意味が変わった  この季節になると、メディアは一斉に戦争の悲惨さを報じ、平和の重…

人口減少と医師の働き方改革──求められる意識と制度の改革

●医師の残業規制は、医療の質の低下をもたらす  2024年から、医師を対象とした労働時間を制限する働き方改革が実施される。それに伴い、医師の労働時間の制限が医療現場に与える影響が懸念されている。  しばしば指摘されているように医師の労働時間は非常に長く、医師の健康をむしばむという問題とともに、そのような労働によって支えられている医療のあり方も問われている。とくに、人口減少が進む地方では、医師不足が続いており、このまま労働時間を短縮したのでは、地域医療はまちがいなく崩壊へと

マイナンバーと監視国家論

昨2022年10月、河野大臣が、2024年秋から、保険証の廃止、マイナンバーカードへの一体化を発表…

マイナンバーカード問題──高齢社会が生む(?)非現実的な“ゼロリスク”の追求──

今、問題になっているマイナンバーカード問題について、山本一郎氏が文春オンラインに、下記の…

マイナンバーカード問題             ーなにが問題なのか?ー 

今、批判的な世論が盛り上がっているマイナンバーカード問題だが、メディアの無理解というか、…

NOTEでの発信再開のメッセージ

NFIでは、一昨年まで、われわれの研究活動から得られた意見を、メンバーの個人的見解としてNOT…

行政の現場とDX

7月10日付の朝日新聞デジタルに掲載された「女児虐待の疑い、AIの「保護率39%」評価参考に児相…

マイナ保険証問題とマイナンバー制度

地方で開業している知人の医師から、マイナ保険証のトラブルが多いため、紙の保険証も持参する…

世界の医療情報の活用に日本は追いつけるのか? 自民党・政府における新しい制度の検討と欧州EHDS構想から我が国が学べること

NFI事務局です。  自由民主党政務調査会 社会保障制度調査会・デジタル社会推進本部 健康・医療情報システム推進合同PTをはじめ、内閣府規制改革推進会議「医療・介護・感染症対策 ワーキンググループ」等、現在、国のいくつかの会議でヘルスデータ活用のための新しい制度創設に向けた議論がなされています。  政府での検討の様子については、昨日、以下のような報道もされています。 この記事中で、 とされている部分は、欧州委員会が、2022年5月に、COVID-19の経験を踏まえて公