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SoD, 第10章、ハラサン軍曹と主人公の対話1、なぜ戦いに参加したか、ハラサン軍曹の場合

<合同キャンプにて。主人公はシモネッタ・トゥーエッジド前ウォーターディープ軍総督にすすめられた通り、キャンプにいる人々にこの役に参加した理由を聞いて自分の知見を広げようとする>

主人公
「あなたはなぜ十字軍征伐の軍に参加したんですか?」
ハラサン軍曹*
「戦争があれば戦わなければならない。私は兵士よ。それ以外に理由がある?」
主人公
「トゥーエッジド元司令官が私は戦友からもっと学べるはずだと仰っしゃって。この任務はあなたからお求めになったんですか、それともここには任命されて?」
ハラサン
「私はこの任務に志願した。志願でも任命でも違いなんかないでしょ?」
ラサード
「なぜ戦うかは、どう戦うかと同じくらい重要です。時にはそれ以上に重要です」
ハラサン
「いい、これは私の初めて参加した戦争じゃないの。二回目でもなければ五回目でも、十回目でもない。私は一軍曹に過ぎないかもしれないけど、戦争の経験なら豊富よ」
主人公
「今回のものにはなぜ参加しようと?」
ハラサン
「自分の町を愛してるから」
主人公
「戦争はどのようになると予想します?」
ハラサン
「きっとたくさんの血が流される。鍛えられた兵士らが傭兵と狂信者を相手にするのよ。楽な戦いにはならない。大勢のいい人たちが亡くなるでしょう」
主人公
「あなたは戦いのベテランのようです。なぜまだ昇格なさってないんですか?*」
ハラサン
「司令官はどんなことをするか知ってる?地図の上で兵士のコマをあちこち動かすだけ。軍曹はどうか?私たちは兵士に話しかける。必需品を確保し、士気を観察する。生身の兵士を動かすのは私たちよ」


*このハラサン軍曹は、以前にダガーフォードのなまくら兵士を鍛えようとして手を焼いていた人。ここ参照。
*軍曹は下士官のクラスで、兵卒よりは偉いがただそれだけのもの。

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