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SoD, 第10章、ハラサン軍曹と主人公の対話、新兵訓練

<合同キャンプにて。一群の新兵を前に、憤懣やるかたないようすの女性軍曹*が立っている>

ハラサン軍曹
「何てまあ情けない赤ちゃんたちなの!私も長いこと勤めてきたけど、この連中よりひどいのは見たことがないわ!」
主人公
「何か困ったことが、軍曹どの?」
ハラサン
「困ったもいい所よ。こいつらはダガーフォードからの派遣兵だけど―我々ウォーターディープの者が持ってるような経験や鍛錬を持ち合わせてないの」
主人公
「鍛えて一人前にできそうですか?」
ハラサン
「できる限りのことはしてるんだけど、私にも別の任務があるから。この連中は、自分らだけで何とかしなきゃならないかも」
「ダガーフォードに送り返してやりたいところだけど、でも今は一兵でも欲しい時だし。たとえこんな役立たずどもでもね」
主人公
「私があなたの代わりに特訓してみましょうか?」
ハラサン
「あなたはバルダーズゲートの英雄だもの、いけないはずがない。特訓が済んだら点検するので私に報告に来ること。以上!」


*原文 Vigilant 。ウォーターディープの警察/軍隊組織(バルダーズゲートのフレイミング・フィストに当たるような)のなかの下士官ランクに当たるものらしい。

*軍曹の口調からもうかがえるけれど、このキャンプのウォーターディープ軍とダガーフォード軍はあまり仲がシックリいってない(大都市のウォーターディープがダガーフォードを見下してる)。

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