BenQモニタ EX2780Q 独自視点レビュー

電脳世界でHello World!!
ネザードです。
今日は2020/05/10ですね。

今回はEX2780Qのレビューを書きたいと思います。
※個人的主観が多いです。あと専門ではないので間違いなどある場合がございますがご了承ください。

先に結論を書きますが・・・

このモニターは購入して正解でした!
というのも、後述するポイントが今までのモニタと比較にならないレベルで使い勝手がいいです。
ただ、手持ちのスマホで違いをいろいろ撮影しましたが非常にわかりにくいので文章で良い点など書いていきます。
よって画像はありません。画像比較は大手レビューサイト様をご確認ください。

購入の前に・・・

購入のきっかけは、12年ほど使ったHyundaiのW240Dが壊れてしまったからです。

W240DはWUXGA(1920x1200)モニタで、当時趣味だった映像制作でのタイムライン処理で縦が長いのが便利だと思ったのと、XBOXで縦のシューティングをする際にピボットで90度回転するのが便利と思ったからです。
その当時はまだ17インチのEIZOのブラウン管でしたし、購入時の衝撃たるや今でも覚えています、HDMIで映像も音も転送できるしFullHD以上が表示できたわけですから。。。
この記事の執筆時点では世界的なCOVID-19が流行しています。
ありがたいことに職はありますが在宅勤務になりました。
現場でもノートPCにモニタをつないで資料作成なんかをやっていましたので、在宅勤務でもこのW240Dを2枚目として使っていましたが、それが壊れたので焦りました。

ただ、前から買い替えようとは思っていたのです。
バックライトは蛍光管、重量も10kgぐらい、HDMIで接続すると縦にモアレで線が出るなどはしていましたので・・・ただ、このタイミングで壊れてくれるなよとは思いましたがww

購入時の要件

購入時の要件は以下の通りです。
⓵高リフレッシュレートであること
    近年のゲーミング環境を見ていくと、モニタ関連で言えば高リフレッシュレート(60fps以上)での滑らかさを謳ったものがあり、どうせなら体感してみたいと思ったため。
(友人いわく「FPSとか全然違うぞ」「明らかにゲームの質が変わる」)
②27インチ or 28インチであること
    これは自分の環境で使っているメインモニタがJAPANNEXTの27インチのJN-IPS2702UHDRであり、このメインモニタ(4K:3840x2160)をサブモニタとして転用する際、モニタサイズを一致させたいため。
    (3枚目モニタはViewSonicの24インチのFullHDで、従来はこのサイズの差が若干のストレスだった)
③解像度はFullHDより上(1920x1080)であること
    27インチモニタを4KやWQHD(2560x1440)で運用していて、このサイズでのFullHDは物足りないのがわかっていたため。
④HDR対応であること
 
  前述の4KモニタがHDR対応のため、欲張ってみる。
⑤ノングレアであること
    グレアやハーフグレアの使いにくさは過去の職場で経験しているため。
    (特に疲れ目に影響する)    

要件が決まったので検索開始

さて条件は定まったので検索を開始します。
とはいえ条件的にはWQHDが検索条件の上位になるとわかっていたので、まずは価格.comで・・・

画像1

価格.comで見ると144Hzクラスは20台弱、これを1台ずつチェックをしていきます。あとAmazonで調べて出てきたものを含めます。
そこで残ったのが以下です。(予算5万円前後)
・ASUS TUF Gaming VG27AQ
・AOC AGON AG273QCX/11
・BenQ EX2780Q
・Pixio PX7

各商品のメリットとデメリット

要件を満たした上での個人的なメリットとデメリットを書き出します。
なお、決定打は最後に「※」をつけています。

・ASUS TUF Gaming VG27AQ
【メリット】
  ・ASUS製 (※私はASUS信者で、マザーボード、タブレット、スマホはASUS製使ってます)
  ・G-Sync Compatible対応
  ・独自機能ELMB SYNC搭載
  ・スタンドがピボット対応
  ・165Hz駆動(目標の144Hzより高い)
【デメリット】
  ・ELMB SYNCが、ウリであるはずの165Hzでは駆動しないことがレビューサイトで判明※
  ・色域が低い(sRGB99%のみ)
  ・HDR対応とはいうが画質に言及するレビューサイトが多かった※
⇒候補から外れる(HDR対応で画質悪いってどういうこと?あとウリの165HzとELMB SYNCが同時利用できないのはどうなんだろ?)

・AOC AGON AG273QCX/11
【メリット】
  ・ゲーミングモニタとして名を馳せるAOC製
  ・DisplayHDR 400認証モデルで表示に関しては保証あり
  ・曲面モニタで没入感を味わえる(とサイトに書いてた)
  ・(使わないけど)アナログRGB入力対応
  ・USB3.0ハブ機能内蔵
【デメリット】
  ・ゲーミングモニタでよくあるLED発光が邪魔※
  ・特色であるはずの曲面モニタが激しい3D酔いを誘発するケースがあること※
  ・思ったより画質が低いらしいというレビューがチラホラあった
⇒候補から外れる(そもそも3D酔いしやすいし、別に光らんでも・・・)

・BenQ EX2780Q
【メリット】
  ・ゲーミングモニタとして名を馳せるBenQ製
  ・DisplayHDR 400認証モデルで表示に関しては保証あり
  ・リモコンが付属していて、背面に手を伸ばさずに設定変更可能
  ・HDRに独自のテクノロジーを融合したHDRiを謳う
  ・環境光に合わせて輝度と色温度の調整をする機能搭載
【デメリット】
  ・スタンドが単機能(チルトのみ)
  ・スピーカーがレビューでは好評ではあるが自分の環境では不要(ヘッドセット利用だし)
⇒買うのアリやな!

・Pixio PX7
【メリット】
  ・165Hz駆動(目標の144Hzより高い)
  ・スタンドがピボット対応
  ・ベゼル幅が1mm
  ・コスパは最強クラス
【デメリット】
  ・メーカーが新興で底力が見えない
  ・発熱が激しいことがレビューサイトで散見される※
  ・十字オーバーレイ機能ははっきりいって不要
⇒候補から外れる(ただでさえPCが発熱するのにこれ以上熱くなっても困る)

というわけで、何人かの方にも相談しつつEX2780Qを購入!!

到着してから設置まで

注文してから2週間ほどで到着しました。
ほら、今のご時世、入荷とかに制限かかってたりするからね?

んで到着して組み立て、設置までのちょっとしたポイントを書きます。
  ・スタンド、スタンド軸のつなぎのネジは台座側にネジがあります。
  ・軸とモニタを留めるネジはモニタ側に最初からついてます、小袋にはなってないです。
  ・スタンド軸の中にケーブルを入れることができますが、電源ケーブル+1本が限界です。
     全入力端子にケーブル刺してやろうとしましたが、パンパンになってカバーが外れます。
  ・付属するケーブルは電源ケーブル、USB Type-C、HDMI2.0ケーブルです。
     注意しなきゃいけないのは、nVIDIAのグラボ使ってる方。
     付属のHDMIケーブルではG-SYNC Compatibleが使えません。
     あの機能を使うにはDisplayPortでの接続が必要です。なので別途DPケーブル(WQHDの場合165HzまではDP1.2対応ケーブルで問題なし)が必要になります。

設置してからの使用感

ざっくり使用感をまとめます。
・電源つけてみてキレイさにビックリ。個人的な調整は不要?
電源つけて起動したときの第一印象は「何もしてないのに発色キレイだな!」でした。
本来であれば、多少なりとも色が寄ってたり思ったような発色でないことがあり調整をかけることがかなりあるんですが、このモニタに関しては最初からそういうのは不要でした。
・144Hzはやはりヌルヌル動く!でも負荷高い!
144Hz稼働に関してはOVERWATCH、PUBG Lite、ForzaHorizon4などで確認しています。
ただ、やはりFullHD以上解像度での高リフレッシュレートは負荷が高いようで、今まで問題がなかったグラフィック設定では厳しいと思います。
(RTX2070で4K,WQHD,FullHDの3枚使っているというのもあると思いますが)
・リモコンが超便利!
ほかのモニタにはない機能でデカいのはこれです。
裏に手を回す必要はない、ぶっちゃけイスにもたれて操作できるだけでも使い勝手はいいですね。
・今後を見るとUSB Type-C入力に期待
これはまだ試せてないのですが、今後の普及が見込めるUSB Type-C接続をサポートします。
単体で60WのPD(PowerDelivery)機能もあるので、充電だけにも利用可能です。
(プロファイルがどうなのかは確認していません。たぶん20W3Aが最高?)

ここがネックかな?

使ってる上で、今日段階で分かっている分のネックを書きます。
(仕様上どうしようもないことも書きます)
・HDRをWindowsでオンにすると、輝度をはじめパラメータがいじれない
    これはHDRの仕様だと思いますが(持っている4Kモニタでもそうなので)輝度とかいじれません。
    HDRはキレイなんですが目が痛くなるくらいに明るくなるんですよ。
    まぁHDRってそもそも明るさとか明確にして自然さを表現するためのものなのでしょうがないといえばしょうがない(≒仕様)ですが・・・
・10bit深度を利用する際は120Hzでないと設定できない
色の表現として、通常8bitの色深度を10bitにすることはこのモニタでは可能です。
ただし、その場合はリフレッシュレートは120Hzでしかできません。
どうもこの仕様、あまり表に書かれていない(スペック表には10bitしか記載がない)ので、10bitで144Hz駆動を狙う場合は実現できませんのでご注意ください。
・キャプチャとの相性
キャプチャユニットとの相性に起因する問題で144Hz駆動しないことがあります。
現在、AverMediaのLIVE Gamer ULTRAをニンテンドースイッチのキャプチャのために使っていますが、どうもコレとnVIDIAのドライバに干渉があるのか60Hzでしかゲームが動かないことがあります。(Windows側では144Hz駆動を認識しています)
これに関しては、AVerMediaのキャプチャについているReCentralのソフトと劇的に相性が悪く見えます。モノによっては10分以内でドライバーが再起動します。この辺に関してはまだ正確な発生条件などは調べてます。
・多機能ゆえに起動時の画面表示まで少しかかる?
これは私の環境だけかもしれませんが、起動時のデスクトップ表示まで少しかかります。
これはDisplayPort接続2台、HDMI接続1台のモニタ環境でHDMIが優先されている可能性はあります。(いつも3枚目のFullHDにBIOS表示される)
ただ、ビデオカードの接続の基本がDPになっていく(現状DPポートが多い)のを見るに一過性でドライバなどで改善するかもしれませんし・・・

最後に

今のところ、キャプチャユニットとの相性以外は問題なく使えてます。
まだ本腰でFPSとかしていないので軽い感覚ではありますが、これはゲームが捗りそうですね。

ゲーム以外の使用感でも、簡単に使ってみた感じはしっかり動く印象ですが
HDRをオンにするとブラウザの文字が見にくくなるのは仕様なんですかね?

EX2780Q、迷っていたら上記を参考にしてみてはいかがでしょうか?






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