闇の駐在

[物語]
そこは東京都下某所。新宿へのベッドタウンであり、近隣の再開発もあって人口は増えていく一方の地域だった。そんな中、警視庁殺人課が護送中に逃した猟奇殺人犯が逃走してしまう。
その一報を聞き、地域の駐在である草加まことはパトロールに余念が無かった。

犯人の行方は掴めなかったが、草加の本能が、犯人が近くに潜んでいることを告げていた。

実は草加はヴァンパイアだった。ただし、ただのヴァンパイアでは無かった。悪人しか襲わず、その地域を自分自身の「縄張り」として、治安を人知れず守り続けてきたのである。

秘密裏の捜査で、実は顔なじみの女子高生の家に、犯人たちが潜んでいることに気づき、殺人課が動き出す前に、犯人を「処理」するために動き出す。

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