漆黒のガブリエル

犯罪王ジョナサン・ドミナンスが獄死し、彼の忘れ形見ガブリエル・ドミナンスだけが残された。ジョナサン逮捕に尽力した女性警視エリアル・ストラトスはガブリエルを引き取ることを決意。

実はエリアルは、ジョナサンの死に際し、ガブリエルを託される遺言を受けたのだ。そして、その遺言には現政府の中枢に潜む凶悪な陰謀の手がかりである「暗黒書簡」も含まれていた。ジョナサンはある経緯から「暗黒書簡」を入手。その陰謀に反旗を翻すべく犯罪王の汚名を甘んじて受けながらも戦ってきたのだった。

真実を知ったエリアルはガブリエルを守るために警察組織を辞め、亡くなった両親の遺産を使い、港の近くの別荘地を買い取る。そこでガブリエルに対して、来るべき戦いのために徹底的な英才教育を施す。

ジョナサンに恩義を感じる超一流犯罪者達や、エリアルが更正させてきた犯罪プロフェッショナルの力も借り、ガブリエルは成長。謎の国家組織との戦いに身を投じることとなった。