血闘士:the Death match

江戸幕府末期。風雲急を告げる京都の町に、「食い詰め浪人達が金で命の奪い合いをする賭場」があるとの噂が広まっていた。1対1の血闘に相手を勝ち続ける限り、青天井で賞金が上がっていくデスマッチだという。

主人公の九卍殉士郎は、不治の病で苦しむ妻のため、高額な南蛮渡来の治療薬をを求めるために、デスマッチに身を投じることになる。

しかし、そのデスマッチには国内外の凄腕の剣客が集まっていた。しかも、拳銃使いや、抜け忍、人間以外の血に飢えた猛獣まで…。

九卍殉士郎もまた、大阪冬の陣で真田勢に加担して、200人からの徳川方の鎧武者をただ一人で切り倒した九卍心流の開祖に繋がる剣客であった。歴史の闇に消えた必殺剣が、愛のために鮮血の華を咲かす!

[キャラクター]

九卍殉士郎;
伝説の暗殺剣、九卍心流の最後の伝承者。九卍心流は暗殺剣法を会得する上で、両眼を鉢巻で覆うという前代未聞の訓練法で勝ち抜かなければいけない。そのため、度々お家断絶の憂き目にあっている。敵の剣を一振りで薙ぎ払い、同時に首を落とす、「秘剣またたき」などの殺人剣を使う。愛刀は九文字星一文字。

信楽門左衛門:
6丁の拳銃を奇術的に使いこなす拳銃使い。元は貿易商人の次男坊。現在20連勝中。殉士郎よりも若く、何故か彼に懐いている。

庚遊馬:
その存在が秘匿されている新撰組の暗殺専従班「黒死組」所属の殺人剣士。二刀流で「魔断頭」という必殺剣を駆使する。

躯丸:
身の丈2メートル以上という巨大な土佐犬で闘犬だが、好物は「人間の牝」という化け物犬。

陳士風:
中国上海出身。口からアヘンの息を吐く拳法使い。両手足に小型の刃を隠し持っている。

火炎舞のお蘭:
オランダ人とのハーフ。赤毛で長い髪の毛の少女。火を放つ扇を武器にする。運動能力、特に跳躍力が高い。

九重弦左:
薩摩示現流の使い手。刃渡り3メートルもある長刀「東郷泰山」の所有者。驚異的な跳躍力から繰り出される秘奥義「正眼霹靂」は、重甲冑を着込んだ人間を正面から烈断する大技。

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