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Dear. Kobe Bryant #8 #24 and #2

はじめて、noteに記載するきっかけとなっている。衝撃的な事故のニュースから、頭の中を整理するのに時間がかかってしまった。ここ1週間くらい、NBAやレイカーズ、選手たちのSNSを見て、涙が止まらなかった。今も、なお、信じられない気持ちだ。

このブログを、2020年1月26日にカラバサスのヘリコプター墜落事故で亡くなった9人の犠牲者とその家族、そして、NBAファン、バスケットボールファンに捧げるー

バスケットボールが自分の青春を支えた

今から22年前の1998年。私は、中学で、バスケ部に入部した。小学校からバスケが好きで、最高のバスケ部の仲間と一緒だったのが楽しかった。日本人にとって、30歳代~40歳の人たちにとっては、アニメや漫画の「スラムダンク」を見ている世代だ。「スラムダンク」を観たり、読んだりして、バスケを始めた人も少なくはない。

2001年、中学3年のとき、私は、アメリカ、フィラデルフィアにいた。初めての土地で、日本人が誰もいない環境で、学校生活をしていた。当初、英語が話せず、わからない文化に四苦八苦しながらも、一番のコミュニケーションツールは、バスケットボールだった。バスケが大好きで、観るのもプレイするのも好きだった。

そして、テレビのESPN、TNTを見れば、当時活躍しているNBA選手たちに度肝を抜かれた。この人たちは、異次元でバスケをしている・・・名前を挙げればきりがないが、アレン・アイバーソン、レイ・アレン、ヴィンス・カーター、ジェイソン・キッド、ジェイソン・ウィリアムス、トニー・パーカー、ティム・ダンカン、トレイシー・マグレディ、ダーク・ノヴィツキー、ケビン・ガーネット、ポール・ピアース、アンソニーディビス・・・

他にも良い選手が沢山いて、まさに群雄割拠なチーム争いをしていたと記憶している。プレイヤーの名前を挙げるだけで、お酒が飲める!

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2001年のNBA FINAL レイカーズ vs シクサーズ は、忘れることができない。シクサーズは、第1戦を勝利したものの、そのあと、レイカーズが4連勝して、優勝している。コービーとシャックの連携、ロバート・オーリーの絶妙なタイミングでの3ポイント、ディレック・フィッシャーの安定感のあるボール運びは、今でも脳裏に焼き付いている。

当時、レイカーズファンでもあり、アイバーソンのファンでもあった。自分は、勝敗の行方にハラハラして見守っていた。コービーの生誕地である、フィラデルフィアに偶然にもいたこと、15歳の時の思い出は、未だに色あせていないし、とにかく、刺激的な試合だった。

コービーとアイバーソンの1on1は、刺激的だった。ワクワクしたバスケの試合だった。


日本のバスケ界にもようやく光が

アメリカにいながら、日本人として、日本のバスケについて考えている時間もあった。

2001年、日本人でNBAにもっとも近かったのは、田臥勇太と森下雄一郎だった。比べるのもおこがましいが、記者の宮地陽子さんの記事に噛り付いて読んでいた。日本人にはNBA入りは不可能だとずっと思っていた。

時が過ぎ、2015年、日本では、プロバスケットボールリーグが一元化し、B-leagueが発足した。日本のバスケットボール界に光が差した。

日本人も何人か、NBAにチャレンジできる人材が増え、八村塁や渡邊雄太などが活躍している。馬場雄大もGリーグで活躍できたりしている。バスケの人気を向上させるには、人材育成が必要不可欠で、環境づくりもまだまだ課題があるような気がする。

高校生でも、B-Leagueに出場していたりして、今後、日本人でもバスケで世界を目指せるポテンシャルを感じることができてとても嬉しく感じている。

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突然の訃報

2020年、自分は、今年35歳になる年になった。日本にとってはメモリアルな年で、東京オリンピックが開催する。

あれから20年。急に、ヒーローの訃報を知ることになる。

2020年1月27日(月)朝 (日本時間)

起きたら、アメリカに住んでいる友人から、コービーが亡くなったとの連絡が。

いくら仲良くしている友人といえども、冗談だろうと。何を言っているのかわからなくなった。Twitterを開いた。

Breaking News となっている。眠気が吹き飛び、途端に、涙がでてきた。フェイクニュースではないのか、疑念や焦燥感のような気持ちが溢れた。なんだ。このまるで家族や友人を失ったかのような喪失感は。

続報で、9人が亡くなってしまっていた。

バスケファンじゃないヒトから見れば、仮で例えるのも不謹慎であるが、日本でいえば、イチローや松井秀喜が急に亡くなるようなインパクトである。

ニュースを読んでいると、どうやら、ヘリが飛ぶのは良くない天気に無理くり飛んでいた。悲劇としか言いようがない。数々のNBA選手たちが、悪夢だとSNSでコメントをしていた。

こんなに寂しくて、むなしい別れ方は、悔しい。「Rest in Peace」という言葉で表現すること自体、苦しくなる。

コービーはいくつもの言霊を残している。その中の一つ、"MAMBA MANTALITY "とは何か。

”マンバメンタリティとは、答えを見つけ出すための終わりなき冒険。もっと上達したい、もっと知りたいという無限の好奇心。マンバメンタリティとは、結末にこだわらずに、とにかく進み、戦う事。人から何と言われるか、誰かに失望されるのではないか、そんなことは一切気にせず、その瞬間だけに神経を注ぐ。それがマンバメンタリティだ。”

しかし、個人的な思いとして、今後は、マンバメンタリティの意味が少し変わって来るのではないかと思っている。仮に、ヘリが飛ぶのは良くない天気に、無理くり飛んでいたという事故だとするならば、「危険な環境だと知ったら、無理に進まず、別の選択肢で最善を尽くす」という言葉になるのではないだろうか。これは、何に取り組むときも心構えしておかなければならないことのように思う。

我々は、このヘリコプターの事故を通じて、何を学ぶのかで未来が変わる。大スターだけでなく、彼の娘さんのみならず、9人の犠牲者を失ったことはとても心が痛い。痛すぎる。

コービーは、コート上で奇跡を何度も起こしてくれた。1試合81得点をとれる爆発力

彼にボールが渡れば、決めてくれる。彼のプレー、生き様、セカンドキャリア、家族との向き合い方、次世代の育成は、日本人である我々も学ぶことができる唯一無二の存在である。

引退試合で、60得点を決め、最後にロングパスで試合を終わらせた。

起こってしまった悲劇は変えることができないし、過去は、変えることができない。しかし、こうも考えてしまう自分もいる。もし、自分が「Back to the Future」の主人公であるなら、コービーに伝えたい・・・

「ヘリコプターでの移動は危険だ。家族を大切にするためにも、危険な天気での移動はしてはいけないし、あなたには、生涯、バスケットボールの市民権のさらなる向上を目指してほしい。人生100年時代なんだから、生き急がないでほしい」と。

さりとて、悲劇が、現実に起きてしまった。しかし、過去を変えることはできないが、未来を変えることはできると信じている。

9人の犠牲者にはそれぞれの人生の物語があったに違いない。それぞれに哀悼の意を表したい。そして、その家族の悲しみも計り知れないものがある。我々は、その人たちに思いを寄せることしかできない。

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そして、コービーブライアントは、我々のバスケットボールファン、NBAのファンの心に永遠に刻まれるに違いない。間違いなく、NBAの歴史の中のレジェンドであり、ヒーローだ。

NBAチャンピオン5回、シーズンMVP1回、ファイナルMVP2回、18年連続オールスター出場など、バスケだけでなく、アカデミー短編アニメ賞の受賞など、努力の積み重ねをしなければ、ここまで愛されないし、認められもしない。

人生は、一回きりのチャンス。だからこそ、情熱的に生きていかなければならない。と

コービーを、そして、バスケットボールを心から愛している。いつも勇気をくれてありがとう。MAMBA OUTではない、MAMBA FOREVERだ。

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#8 #24 を僕らは忘れない

G.O.A.T - the greatest of all time
Kobe!Kobe!Kobe!MVP!MVP!MVP・・・・


RIP 9 victims helicopter crush accident at Calabasas.

#RIPKobeBryant #RIPGigi
#RIPJohnAltobelli #RIPKeriAltobelli
#RIPAlyssaAltobelli #RIPSarahChester #RIPPaytonChester #RIPChristinaMauser #RIPAraZobayan  



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