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なぜ今このテーマなのか

著名な先生方を頼りながら、オンライン授業でも、多言語でも、マイクラでも、プログラミングでもなく、「大人が変わろう」というテーマでお送りするNESの開催意図を、ここで少し語らせて下さい。

今までの方法ではダメだと分かってしまった

子育ての真っただ中にいると、どこへ向かって目の前にいる子を導くべきか、分からなくなることがたくさんあります。

そんな中で、特にこの1年は、驚異的な感染力を持つウイルスの蔓延によって、世の中の価値観がひっくり返ってしまいました。

いえ、実はこのウィルスが流行らなくても、価値観は徐々に形を変えて行っていることに、気付かないフリをしていた、といった方が良いかもしれません。それが、一気に見えるようになってしまいました。

自分が子どもだった頃、正しいとされていたことが、全く参考にならないと「分かってしまった」今、子育てへの迷いはさらに強くなったように思います。

どんな力をつけたら、
豊かに暮らせるようになるのだろう。

何を学ばせたら、
世の中をうまく渡って行けるのだろう。

これって、どんな大人でも、一度は考えたことのある、永遠の命題ではないかと思うのです。

ふむふむなるほど、
つまり、英語やプログラミングなど、その道のエキスパートの先生方を呼んで、最先端の学習方法などを聴く講座を開きたかった、ということですか?

いえいえ、この話には、まだ続きがありまして。

新しい時代の「学習」「おすすめの習い事」についての情報発信講座ではありません

ウィルスの蔓延によって変化した世の中にも、大人たちはどうにかして適応しようとしています。

でも、子供たちに、この先もっと予測のつかない問題が起こったら、同じ方法が通用しない問題が起こったら…。キリがありませんが、やはり最後にたどり着くのは、

「自分より長く生きて欲しい」

というとても原始的な欲求ではないでしょうか。

こんな想定外だらけの世の中で、自分たち大人がいなくなった後を生きて行くのは、とても大変かもしれないけど、

生き抜いて欲しい。
生まれてきたことを喜び楽しんで生きて欲しい。

大人の願いとはコレなのではないかと、このコロナ禍を経験することで、より強く思うようになりました。

ニュースで、自ら「生き抜かない」という選択をした人たちのことが知らされて、胸を痛めた方は多いと思います。私たちも例外なくショックを受けました。

と同時に、

先の見えない、得体の知れない困難に、たった1人でぶち当たり、そして1人で絶望した時に

絶対に「生きる」という選択をしてくれる子供たちを育てたい!

NESのメンバーは、そんな思いに駆られ、企画を始めました。

「大人が子供たちのためにできることってなんだろう」

そんな思いが、このテーマには込められています。


答えの見えない問題を諦めない大人でいたい

「生き抜く力」とは、「答えの見えない命題に問いかけ続ける力」でもあるとNESは考えます。

新しい時代の教育をリードしながら、今まさに現場で子供たちと向き合っておられるお2人を迎え、先生方の思いを伺うことができたらと思っています。

そして、

そこに参加される保護者の方や、子育てに関わる多くの大人の方々の思いを知り、今後の活動に反映させて行きたいと考えています。





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