疫病から学ぶべき教訓

反省しない者は同じ失敗を繰り返す。新型コロナウィルスが収まった後に、大半の人は数ヶ月前と同じ行動を採るとするだろう。それではまた次回の疫病、災害、戦争が発生した時に同じ被害を被ることになる。

次回の疫病が来て、自民党政府がまた失敗し続けても、社会として被害を受けないようにするにはどうすれば良いのか。または次回の疫病時に、政府が機能するためにはどうすれば良いのか。

一つの答えは、修身である。明治政府、昭和政府が積極的に修身を推進したことで、修身=太平洋戦争の失敗の原因のひとつと脊髄反射する人がいるが、修身は仏教、神道、道教等から導き出された概念、訓練方法であり、1,000年前も1,000年後も有効なものである。

大して賢くなかったけれども、一発当てた福沢諭吉先生の学問のすすめによると、「修身学とは身の行いを修め人に交わりこの世を渡るべき天然の道理を述べたるものなり。」

何故先進国で肥満化が社会問題化しているのか。身の行いを修めていないからである。
何故多くの子供の成績がしょぼいのか。それは親や教師が身の行いを修めずに、いきなり子供を指導しているからである。身を修めない者の指導は結果として虐めである。大半の大人は善良な意図を持って、または邪悪な意図を持って虐待をしている。当然、虐待は連鎖する。その連鎖の結果が社畜化である。

奴隷化した者ができることは何か。奴隷に相応しい喜びに浸ることである。寝ることと食べることに至上の喜びを見出すことである。両者は必要不可欠な作業であって、至上の喜びの対象ではない。もっと楽しいことがあるが、それらを中断して取り組まざるを得ないのが、寝たり、食べたりすることである。ただ、飲食の質によっては、身体と心を喜ばせることはある。

社畜化を生む原因を詳細に洗い出し、解決策を考え、実行する。その際の土台となる概念が修身である。

社畜化を生む原因例

1. 勤務場所の制限
2. 勤務時間の制限
3. 上司・部下の立場の固定化
4. 部署の役割の固定化
5. 提供者と受領者(客)の力関係の不均衡化
6. 不適切な概念による行動の連鎖

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