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2024年3月のトマムスキー旅行 (その2)

その1からの続きです。
新千歳空港の機内から16分以内という制限時間で快速エアポートに間に合い、今回ダイヤ改正で午前9時台に南千歳駅を発車となった特急おおぞら3号で、11時にはトマムへ着いたところまで記しました。


1.スキーの準備

とにかく早くホテルに着きたかったのは、スキーの時間を多くしたかったからです。その気持ちに応えて下さったのか、宿泊者名や住所、宿泊の日程などの確認をして、簡単なオリエンテーションを受けてアメニティグッズを頂いたら、すぐに別送の荷物を持ってきてくれました。送っていたスキーケースには板だけでなく、ブーツやヘルメットそしてウェアなど用具一式を入れてありますので一人分だけで15Kgくらいあります。それを妻のも合わせて二人分、更にダンボール箱一つもありますので、結構重くて嵩張ります。

スタッフの方はどうやって運ぶのだろうと心配していたのですが、なんと、スキーケースを立ててもすっぽり収まってしまうくらい背の高い鉄製の籠に台車が付いたワゴンで、私達の荷物一式を載せて運んできてくれました。
私達が居た受付ロビーはまだ、手続き中の方々がいらっしゃったので、奥のエレベーターホールのスペースで荷解きをしても良いかをスタッフに確認したところ、快諾を頂けました。籠付の台車はそのまま使用して良いとのことでしたので、とてもスムーズに荷物を運ぶことができました。

リゾナーレトマムで使わせて頂いた籠付き台車は写真を撮り忘れてしまったのですが、「台車館」というサイトに似た物が掲載されていたのでそちらの画像を載せさせてもらいます。

台車館のサイトより "イージーコンテナ ELS-3"というそうです

この台車があるかどうかで、スキーの準備の快適さが全然違ったのではないかと思います。必要な用具を出した後のケースや段ボール箱そして手荷物類も、この台車に載せて受付カウンターへ運んでいき、後はスタッフの方が預かってくれました。何から何まで行き届いており、安心してスキーに臨むことができました!

これを2個、担ぐとなると大変です


準備ができました!!

2.「上質な片栗粉の様な」ゲレンデ

スキー目的の旅行なので当然、トマムの天気がどうなのか毎日気にしておりました。幸い、3月16日から雪の予報になっていましたので、久々の"THE DAY"を期待していました。前の記事でも記しましたが、ホテル到着の時から降っていましたし、スキーの支度をしている時には本格的な降りになっていました。

スキー支度をしていたエレベーターホールより外を写す

心を躍らせながらスキーヤーズエントランスをくぐって外に出ました。

とにかく新雪にはしゃいでしまい、写真を撮るのをすっかり忘れてしまいました。すみません。
トマムでよく経験する、カラカラに乾いたパウダースノーだったのですが、まだスキーブーツの足の甲まですっぽり埋まるというほどには積もっていませんでした。リフトの順番待ちの間に雪質を確かめたのですが、板で踏むとキシッキシッと音がするような、弾力があるのだけれどもしっかりと踏める不思議な感じの雪でした。

思い出したのは、岐阜県の高鷲スノーパークの公式Xでした。
今年3月11日の投稿に「上質な片栗粉の様な 程よく締まった板と体が喜ぶバーンです(星」という文がありました。そこでの ”上質な片栗粉の様”というのが、まさに今日のトマムのゲレンデなんだなと一人で納得してました。
踏んだ分だけ雪が板に反発してくれて、エッジがしっかり噛むので気持ちが良いほどに楽しく滑れました。

特に、きちんと圧雪されたバーンは、まるでベルヴェットのような滑らかさで、妻も喜んで滑っておりました。

3.新雪のバーンに悪戦苦闘

ところが私は、この時ばかりと中級のナチュラルバーンに挑戦してしまったので、積もり始めた雪にスキーをとられて苦戦の連続でした。その中でも、妻に一番ウケていたのが次の映像です。

妻が撮影してくれました。
最初の斜滑降からバランスが崩れていてまずいと思っていたのですが、意を決してターンしようとしたら、その先にポールが立っているのが見えて、どうすることもできなくなり、あえなく前のめりに転倒しました。

転ぶまでの間、右足を跳ね上げてしまったので、片足だけで滑る恰好になってしまいました。幸い、怪我はなかったのですが、ゲレンデでスパイラルを披露するとは思ってなかったです。しかも、フォールラインに向かって…。

それでもメゲずに何度も滑っていたら、なんとか転ばずに降りられるようになりました。
下手な滑りばかりで申し訳ないのですが、「上質な片栗粉の様」と私が思った雪質を、少しでもお伝えできればと思います。

初日に一生懸命滑ったフリーウェイコースは、ゲレンデマップのオレンジ色で囲んだあたりです。初級コースであるサンシャインの折り返しの先に降り口があり、下りきると初心者コースのハローニポに、そのままつながります。
降り口のあたりが一番斜度がきつく見えるので、私にとっては「地獄へまっしぐら」ですが、降りきれば「天国(ハローニポ)に到着」というような感じでした。

4.2823号室 "じゃない方の" デザインスイートツインルーム

妻とは時間を待ち合わせて一緒に滑る時もありましたが、ゲレンデからあがるのは各自の判断でという具合にしました。まだ、きちんとしたチェックインをしていなかったのですが、16時に妻に電話をしたら鍵を渡してくれて、荷物も部屋に運んでくれてあったとのことでした。
本当に、感激しました。

私もリゾナーレに戻り、板を宿泊者が利用できるロッカーにしまって、受付カウンターへ行きました。その頃には、ゆったりとした、いつものリゾナーレトマムの雰囲気に戻っていました。
チェックインの手続きを済ませて、自分の分の部屋の鍵を受け取って妻が先に入っている2824号室へ向かいました。

2824号室のモニュメント

以前の投稿で記しましたが、リゾナーレトマムのノース棟は、下二けたが22か23の部屋ならザ・タワーを眺めることができます。トマムの景色全体を楽しむのなら、そちら側の方が良いと思います。

でも、24の番号の部屋もウィンターシーズンは格別なのです。もちろん、グリーンシーズンも、きっと素敵だと思いますが。
2年前にも同じ部屋に泊まりました。初めての冬のトマムで、山あいのゲレンデが窓から間近に見られて、ワクワクが止まらなかったのをしっかり覚えています。

2022年2月撮影 ボーダー達がパウダーを蹴散らす様子が、部屋から見えちゃうんです!

5.アフタースキー

2年前は初めてでしたので、部屋の中や窓の外の景色など、とにかく写真を撮りまくったと思います。初日は2時間も滑らなかったと思いますし…。
でも、今日(2024年3月16日)は、新千歳空港を駆け切ったおかげで、11時にはトマムに着き、スタッフさんの手際の良い応対のおかげで12時にはゲレンデに出られ、まるまる4時間ぶっ通しで滑り続けることができました!!
とにかく、2年間のスキー歴で最高!の雪質でした。滑らないのが勿体ないし、頑張って2時間早く来た甲斐がありました!!!  沢山コケましたが。

おかげで、部屋に帰ってからは抜け殻のようになり、ただ黙々と菓子を食べていました。私達は、ホテルの部屋は頑張って良い部屋をと思っていますが、食べる方にはあまりお金をかけません。予算も限られていますし。
もしも一人3万円で贅沢ができるのなら、15時から翌日11時まで20時間も楽しめるホテルの部屋の方が、ディナーよりもコスパが良いのでは?という思考です。主に私の考えですが…。でも、妻も普段から外食はしない人なので、私のそういう考えにうなづいてくれて、ホテルでの夕食はカップヌードルやカップ焼きそばが定番です。それだって、普段は食べない私にとってはご馳走なのですが。

でも、この日はちょっと休んだ後でホタルストリートに行きました。
キシッキシッと踏んで気持ち良い雪を、もう少し楽しみたかったのです。もちろん、徒歩でですが。そして、この日と翌日(17日)に実施するとXでアナウンスのあったアイスクリームフェスティバルに参加したかったのです。「参加」と言っても食べに行くだけですが。
目的のお店は、"cafe & bar つきの"と決めていました。アイスだけでなく、ハンバーガーも食べたかったからです。ところが、お目当てだったファームのチーズを使った  "すばらしいチーズハンバーガー" は売り切れになっていました。気を取り直して ベーコンレタスバーガーを頂きましたが、とても美味しかったです。二人で半分ずつにしたのですが、十分満足できました。つけあわせのポテトもホクホクでした。"つきの" といえば秋のポテトサラダが有名ですが、じゃがいもがご馳走になるのは北海道ならではかもしれません。

右はスペシャル ラテ 「可愛い!」と妻より
店内に掲げられていました
スプーンを二つ用意してくれることに、優しさを感じます

気温は氷点下でしたが、元気一杯で雪の坂を登ることができました。
その日は、心配したほど筋肉痛もなく、泥のように寝ることができました。
あ、寝る前にスキー板のメンテナンスはちゃんとしました。

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