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「私が男なら全然抱けます!」

さて、先日は仕事上がりに一人で知り合いのカラオケバーに行ったのだが、そこにいた一人の無礼な女性の話を聞いてほしい。

「おねーさんっておいくつなんですかー?」
私が店主の地元の先輩であるという話を聞いて、二つ隣の女が一応申し訳なさそうな素振りをみせつつも不躾な質問を投げかけてきた。
私が「40代ですよ~」と笑顔で答えると、彼女は狭い店の隅々まで震わすような大音量で叫んだ。
えー!みえなーーい!私、同い年くらいかと思ってました!私が男ならお姉さんの事、全然抱けます!!!
心の底から褒めているつもりなのだろう。

私は、心の中で返事をした。
「私が男なら貴女のような失礼な女性は抱けないわ。いくら若くとも。」

ともあれ、この不躾な女性はこの後も私を褒めちぎった。

・自分が男なら抱ける
・年齢相応に見えない。
この二点においてだけ。。。。



「女風を使うくらいなら俺が無料でしてあげる」という男性

こういう男性がこの世には山ほどいるのだけれど、その男たちと、この無礼な女性は根底は同じなような気がする。
女は若いうちしか抱かれない。
性的に魅力があることが、その人の価値。
女の性は売り物であり、売れない女がお金を出して男を買う。
そういうクソみたいな価値観が『私が男なら全然抱けます』というセリフに繋がっているのだろう。

「私が男なら、お姉さんとしたい」ではない。「全然抱けます」という言い回しに闇の深さを感じる。

女同士でさえ、価値観がぶつかっているのにおじさん相手なら猶更、なのはわかりきっている。


先日、あるお客さんに
「お金出して男を買うのをやめて。代わりに俺が無料でしてあげたい」といわれた。

アフォかとwwwバナナかとwwwww


SNSやマッチングアプリにいるオジサンたちの出会いたい欲求、ホステスとあわよくばしたい欲、それらの根底にあるのは
受け入れてもらいたい欲』なのだ。
ワンチャンが叶った先にあるのは「俺は男としてまだいける」だとか「僕の事嫌いじゃないって信じられる」だとか、そういうものであって
快楽欲しさに出会い系をしているオジサンは少ないのではないだろうか。

それ(満足感)は選ぶ側の女性には起こらない。

相手を選んで体を開いても、その後「俺ら、わりきりだから」なんて言われて傷付くくらいなら、「お願いだから一発やらせて~」と情けない姿を晒してるのをゴミを見るように眺める方がマシなのである。
(暴言)





そうして、私はそのゴミムシを見るような目で、

『私が男だったら、あなたの事、全然抱けますよ』と宣う女性を眺めるのだ。

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