僕「貴様に分かるか!?マリオパーティを一人でやる辛さがよ!?」
11月下旬…クリスマスシーズン…
クリスマスシーズンと聞いて僕の頭の中に残り続けているのは、マリオパーティ3を一人で遊び続けた悲しい記憶のみ。
マリオパーティ3が発売されたのは、今から約23年前の2000年のクリスマスシーズン。
地元の隣町、徳島県吉野川市鴨島町に当時存在したアクアシティー(東京のソレとは無関係)の中にあったおもちゃ屋で、確かクリスマスプレゼントとして両親に買ってもらったのでした。
母「あんた一緒に遊ぶ友達おらんのにそんなん買ってどうするん?」
あああああああ!!!!うるさいうるさいうるさいうおおおあああああ!!!!
嫌な記憶が蘇る。
母親の何気ない一言で、一気に子どもの自尊心を打ち砕いてしまうのだから、親子関係とは時に残酷。
違います…ちゃんと友達はいました。
いましたが……小学生の頃、僕の友達は皆1地区や3地区(懐かしいWord…)に住んでいて、当時我が家があったのは2地区。
2地区の子たちとはイマイチ馬が合わず、物心が付くまではよく一緒に外で遊んでいましたが、物心がついて以降僕は塞ぎ込み、ただ毎朝一緒に登校するだけの関係になってしまったのです(集団登校制だったので)。
で、僕は当時徳島県のなんかすごい所に住んでいたので、同じ学校に通っていても地区が違うみんなの家は遠く離れていて、中学年になって自転車の使用が学校に認められるまで(今思うと厳しすぎるな)は、迂闊に会うことができなかったんですね。
皆さんご存知の通り僕には兄が2人いますが、僕が小学生に上がる頃には2人とももう高卒で働いていて、2人とも途中で実家に出戻りしたものの、当時は一人暮らしをしていたので、小学校低学年の頃は兄弟ともほとんど会うことができませんでした。
昔は家にいた母親に無理矢理セガサターンでバーチャファイターをやらせて対戦したものの、クソザコナメクジすぎてまったく面白くなくて、次男の兄のお盆とお正月の帰省を首を長くして待ったものです。
なのでゲームをするとなったら基本的に一人で完結するゲームが中心だったのですが、僕はマリオパーティの賑やかで多幸感溢れるCMに感化され、一緒にやる相手がいないにも関わらず、無謀にも買ってしまったんですね…
魂の無いNPCにテレサのトラップを飛ばしてスターを奪ったり、すごろく上のみんなの現在地を入れ替えたりすることが、どれだけ惨めったらしいか分かりますか!?!?どうせ分からないでしょう!?!?
兄ちゃんが帰省している間も、あと2名の枠はNPCで埋めなければならなかったし、中学年に上がって行動範囲が広がってからは、
「マリパは4人までしかできないから、友達が全員参加できない!待ってる子がかわいそう!」
とかいうPTAからの謎のクレームが学校で発生し、遊びの中心は外でサッカーとか、ケイドロの方面に行ってしまいました。
その割にはポケモンとかデュエマとか流行ってたな…1対1なら良いのかよ……
高学年になってからは少年野球やブラスバンド部の活動が始まり、放課後と休日に友達と遊ぶ機会もほとんど無くなってしまいました。
そういうわけで、僕はマリオパーティを完全体で遊んだことがありません。
死ぬまでに一度で良いから、家族か気の合う友達でプレイヤー枠を全部埋めて、CMで見るように仲睦まじくマリオパーティをやりたい。
そんな未来が、こんな僕にも来るのでしょうか。