国や文化が違う人たちと働くうえで、英語よりも大切なこと。
みなさんこんにちは、NexSeedのフレッシュ担当の宮川です。
みなさんの中で、仕事柄、外国人スタッフとのやりとりが多いという方はいらっしゃいますか?
海外で仕事をするとき、使う言語だけでなくコミュニケーションの部分も大変苦戦するポイントですよね。
今回は、私が実際にフィリピン・セブ島でフィリピン人と働いてみて「いやいやちょっと待ってくれや」と思わず口に出してしまいそうだった体験談について書いてみます。
※なお、"フィリピン人だからこうである”という一般論ではなく、"こんなこともありました"という経験談なので、フィリピン人全員がそうであるわけではないです!
動かぬ心…フィリピン人との交渉のすえ、2ヶ月間口を聞いてもらえなかった事件
ハロウィンイベントを企画したことがありました。
企画を進めていく上で、仕事にはつきものの"交渉"というイベントが発生。社内のフィリピン人講師とあることについて交渉することになりました。
彼女とはプライベートでもよく遊ぶほどの仲良しでした。
「円滑に進んでくれたらいいなー😊」なんて思ったのもつかの間、全く納得してもらえず、最終的には向こうは「嫌だ!」の一点張り。
「じゃあこうするのはどう?」と譲歩しても、「嫌なものは嫌!」とそっぽを向かれてしまう始末に。
伝える際の自分の英語に問題があったのではないかと思い、交渉を聞いていた他の先生に聞いたのですが、私の意思や企画、その意図などは相違なく伝わっていた様子。
それでも嫌だと一点張りされてしまったのは、進め方や、伝え方があまりよくなかったようでした。
最終的に粘った結果自分の交渉は通り、その結果良いイベントになったのですが、その日以来、イベントまでの2ヶ月間はまっっっっっっっっったく口を聞いてくれませんでした。笑
「外国人とコミュニケーションするには英語っしょ!」と思っていましたし、英語には自信があったので、まさか英語以外の部分でつまづくとは思わず、非常に心苦しい2ヶ月を過ごしました。。。
交渉中、全然話を聞いてくれなかったので「いやいやちょっと待ってくれや」と言ってしまいましたね…
「めんどいから嫌だ」…そこまで潔く言っちゃう!?正直・素直さと対峙する
フィリピンで仕事していると、「そういえばあれ連絡来ないな」や「やるっていってたのにやってない!」みたいなことが多々あります。
イベント用にピザ頼んで遅れていた理由が「忘れてた!」
家で掃除スタッフを待っていたのに「今日気分じゃない!」
イベント交渉で「めんどくさいからやりたくない!」
「いやいやちょっと待ってくれy((((」と思うこともありますが、潔く「ごめん!めんどい!」と言われると言われた側も気分がいいですよね。笑
最後はやってもらえるように伝えたりお願いするのですが、彼らの中にある「なんか嫌だ」みたいな部分を一緒に解決するスタンスで話をすることが、彼らを動かすTipsです。
加えて、こういうときは相手側のモチベーションを高めるスキルも結構大切だと感じます。
私の場合、「Niceだね!」を相手に伝えることで関係性をつくってモチベーションを与えていました。
文化を超えても、自分がしたことを褒められるのは嬉しいものです。積極的に良いと思ったことを伝えていきましょう!
"Enjoy everything!" 一緒に楽しく頑張るマインド
これは苦労したことではなく、一緒に働いていて楽しいと思ったことです。
どんなときでも彼らは人を笑顔にさせることが大好きです。
私がいろんなことが上手く行かず泣きながら仕事をしていたときは、泣いてる様子を録画されていました😇(なんでやねん)
当時は迷惑極まりないなと思っていたのですが、今考えてみると、そんな彼らのノーテンキさにとても元気づけられていました。笑
フィリピン人メンバー自身もきっと色々と大変なことがあるだろうに、私がちょっとでも元気なさそうにしていると、「ちゃんと休んでる?」「お菓子あげるからこれで頑張ってね」なんて優しい言葉をかけてくれます。
どうせなら楽しく、どうせなら一緒に、どうせなら頑張ろうという彼らの温かい姿勢にはいつも癒やされます。
フィリピン人、みんな写真が大好きでめちゃめちゃ主張してきます
"信頼関係を築くことができるか"がKey
個人の学びとしては、「信頼できる・信頼される関係を築くことが言語ができるよりも大切である」ということです。
海外で働くことは、日本で働くのとは事情がまったく異なります。
慣れない言語で話し、その国に住む人たちのアイデンティティを理解したうえで物事を進めたりしていると、なかなか業務が進まないことも多くあります。
英語で的確に業務を遂行することも大切ですが、それ以前に友達のような関係性があるだけで、言語ができなくても助けてくれます。
「日本人にできないことは外国人がカバーして、外国人にできないことは日本人がカバーする」
そう思うと、海外で働くこともそんなに大きなハードルではないのかもしれませんね。
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