続・NYサバイバル家「ホームレス化危機」その後/2026年までに家賃が5倍に高騰!英国の大手不動産業者が警告!
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報道ソース
賃貸物件に住んでいる人は、これからは薄氷を踏むかのように、住居の問題に悩まされることになり、近い将来、住まいを求めて彷徨うことになるかもしれません。
まずは、「NYサバイバル家がホームレス化の危機」という前回の動画で、大勢の方々から、励ましのお言葉や、スーパーサンクス等を送っていただき、
本当にありがとうございました。
いくら感謝してもしたりないほど、視聴者様のご好意に触れて、心強く、また前向きに生きる力と勇気と希望をいただきました。
この場を借りて、心より感謝を申し上げたいと思います。
これまで、「金融リセット」について色々とお話ししてきたが、自身の足元である、衣食住の『住居』が、突然脅かされるという事態に実際に直面して、
想像力が足りなかったと反省しきりです。
また、多くの方々から「日本に帰っておいで」とコメントを下さったことも
大変嬉しかったです。
もちろん最終的には、どんな形であれ、故郷である日本に帰国するつもりでおります。主人の故郷である四国山中に、いづれは帰るつもりでおります。
ただ、今日明日、すぐに動けない事情がございます。9月からアメリカの大学は
新学期を迎えるのですが、うちのだなシャマが、
昨年コロンビア大学剣道部の顧問として、大学側と正式に契約を交わしたこと
もあり、仕事や生徒さんたちを放り出して、帰国する訳にはいきません。
アレの副作用で、現在は右腕が不自由ですが、両足と左手と口頭での指導がまだ可能ですし、生徒さんたちから慕われている主人としては、今すぐに、彼らや
仕事を放り出して、帰国できないという事情がございます。
「ホームレス危機」の続きになりますが、まず、弁護士さんに相談しました。
ここは家族経営の賃貸物件で、しっかりとした管理会社が入っていませんので、
次、また「出て行け!」と言われたら、法的なアクションを取ることになりました。
ところがです。いつの間にか呪いの念(?)を相手に飛ばしてしまっていたのでしょうか?
今日の午後になって、家主さんの方が“謝罪“をしてきたのです。驚きました。
「貴方がたは優良なテナントだから、出て行かなくていい。ごめんなさいね」と。
これによって、NYサバイバル家の、突然のホームレス化の危機は、一旦は免れましたが、根本的に問題が解決した訳ではありません。
気分次第で、出て行けだの、居てもいいだの、というのも、精神衛生上きつい
ものがあります。ただ、次のところを探すまでの時間が稼げたのは良しとしたいです。
それにしても今回は、「賃貸物件」に住むというのは、金融リセット進行中の今の時代では、大きなリスクが伴うことを、身をもって痛感しました。
今回ご紹介する、イギリスメディアの記事によりますと、イギリスでは、2026年までに、家賃が今までの5倍に跳ね上がるだろうと予測されています。
5倍って、10万円の家賃が50万円になるということです。これは大変なこと。
イギリスで起きることは、いづれアメリカで起き、アメリカで起きてたことは、いづれ日本へも波及するかもしれません。
賃貸物件に住んでいる多くの人々が、今後は想像もつかないような家賃を請求され、住処を求めて漂流する時代が、近くやってくるかもしれないのです。
英国大手不動産業者グループの「ハンプトンズ」によると、2023年から2026年の間に、家賃は住宅価格の約5倍に上昇すると予測しています。
これは、家主が負担する様々なコスト(英国や米国では、日本とは異なりガスや水道などを家主側が負担するケースが多いです)、そうした諸々のコストが
上昇している今日、その上昇分が、借主に転嫁されていくため、今後も家賃の
“上昇圧力“がかかる続けるということです。
また、家主が住宅ローンを抱えている場合、金利の上昇が重くのしかかってくるため、金利上昇分までもが、借主に転嫁される可能性もあります。
イギリスの平均家賃は、現在、1ヶ月1261ポンド(1ポンドは約184円前後)で、昨年の同時期より10.3%も上昇しました。
こうした家賃の上昇は、ロンドンだけではなく、イングランド全体で感じられるでしょう。
イギリスの新規賃貸物件の平均賃料は、2023年の末までに8%、2024年には7%、2025年と2026年にはそれぞれ5%上昇すると予測しています。
全体としては、2023年から2026年の間に英国全土で家賃は25%上昇し、2023年と2024年に最も上昇すると予測されています。
これにより、英国の平均家賃は月1,550ポンドとなり、2022年12月よりも、月額333ポンドも上昇することになります。
ロンドンの家賃は、「利回りの低下」と「住宅ローン金利上昇」の危機を感じる家主の増加により、2024年も英国では平均より家賃が上昇する可能性が高いといいます。
イギリスの中央銀行である「イングランド銀行「が、インフレを鎮めようと、金利を上げていることが、住宅市場のどの部分よりも「賃貸部門」を直撃しているという分析結果もあります。
長期的な供給問題(サプライチェーンなど)と、家主の「コスト高騰」が相まって、家賃に上昇圧力がかかって行くことでしょう。
そして、これらの「家賃上昇圧力」は、すぐに後退するとは考えにくく、そのため、今後数年間は、家賃の上昇が続くと予想されているのです。
私は、この記事を読んだ後、リーマンショック時に、多くの賃貸住宅に住んでいる人が、引っ越しを余儀なくされたことを思い出しました。
アパートやコンドミニアムだけではなく、店舗などのテナントもです。
リーマンショック時、ビルディングを所有していたオーナーが、借金を払えなくなって、建物を売却せざるを得なくなったためです。
中には差し押さえにあった建物もあったことでしょう。
そうした建物は、より強い「不動産投資会社」によって買収され、買収した新しい管理会社によっては、テナントを退去させたケースが多々ありました。
より強い「大手不動産投資会社」は、あの時、安く買い叩いて、以前の住民を追い出し、リノベーションするという名目で、少しばかり内装に手を加え、
さらに高い家賃で、あるいは高い販売価格で大儲けしたのです。
リーマンショック時に、NYで多くの企業が倒産しましたが、最も回復が早かったのは、不動産分野だったことも、ハッとさせられました。
そして、あれ以来、家賃は高騰し続けています。
こうしたことを鑑みると、やはり「金融リセット」が始まっている今の時代に、「賃貸物件」に住み続けるということが、いかに薄氷を踏むかのようなリスク
があることを、今後の生き方プランに入れておく必要性を強く感じました。
狭くても、小さくてもいいので、自分たちの城なり、砦なり、土地なり洞窟なりを持っておくことが、とても重要だと考えさせられた次第です。
ただ、「金融リセット」のゴールを考えた時、あまり大きな土地建物などの不動産所有には、今後は多額の税金がかけられ、それが重しとなっていくようです。
これからの数年間、24年、25年、そして2026年までは、特に「サバイバル」の意識をさらに強く持って、生きていく必要がありそうです。
今日もここまで読んで頂き、ありがとうとざいました。
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