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中国ロシア、日本への進軍

この記事では、世界地図を使って現在の情勢の整理をしていきます。

まずは、世界的な右側の勢力と左側の勢力の境目はどこにあるかを検討してみましょう。

今回は説明のために、ざっくりと下記のように分けました。

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南シナ海の「中国の舌」と呼ばれる海域に、中国が軍事進出をしており、10年以上揉めている地域があります。

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次に、日本を中心として右と左の国々をわけていくと、上記のように分けることができます。細かく見ていくと別な分け方もできる場合もあるかもしれませんが、今回は説明のためにこのように書きました。
右側がアメリカ、日本、韓国、そして左側が中国、ロシア、北朝鮮です。この記事では割愛させて頂きますが、台湾も右側勢力と親密です。

それではなぜ、右側として、アメリカと日本と韓国が一緒の勢力なのかということから説明させて戴きます。

まずは皆さまは日本は独立国家だと思うでしょうか?

私は日本に住んでいた頃は当然に独立国家だと思っていましたが、世界的に見ると、日本や韓国は米軍に守ってもらっているという関係があることから、軍事的には日本も韓国も独立国家とはいえません。
そのため、アメリカや中国のような大国がぶつかってしまった時は、米軍を抱える日本や韓国が巻き込まれる形となり、軍事前線はこの点線のようになってしまいます。

「米軍の守備範囲」ではなく「アメリカ」と見た場合、アメリカの本土はこの前線からは離れていますが、「米軍」と見たときは、日本や韓国はアメリカ軍も守っています。(今回は米国本土のアラスカについては割愛させて頂きます。)
そのため、中国とアメリカがもめてしまった場合に、一番最初に被害が出るだろうアメリカ側の国境が、韓国と日本という見方ができます。

つまり、米中対立こそが、日本に影響を及ぼす戦争の一幕と捉えるべき環境があります。


そこで先ほどの説明で驚かれてしまう方もいらっしゃるだろうことは筆者も把握していますが、この説明をするために、日本も韓国も独立国家ではないとします。
そのように考えると、先ほども記した通り、これらの環境からアメリカと中国の衝突は日本に被害が及ぶと考ることができます。

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そこで、中国軍がどのように行動しているかについて考えていきます。現在は南シナ海がまだ揉めてしまっているだけに留まらず、中国軍はさらに勢力を拡大しています。中国の舌と呼ばれるところから東シナ海のあたり、つまり台湾、沖縄方面に中国軍はどんどん進出してきてしまっている状態です。
さらに、ロシア軍の動向も、菅元総理大臣の『北方問題に終止符を打ちたい』との発言などからも普通ではないだろうことが認識できるかもしれません。


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つまり、現在の状況として、この矢印のようにどんどんと中国軍とロシア軍が前線を押す形で日本に向かってきています。
このように書いてしまうと、軍事前線においてなんらかの合戦のようなものが行われて、兵隊の方が列をなして本土に侵攻してくるようなことを想像する方も中にはいらっしゃるかもしれません。しかしながら、どうやら今の戦争はそのような戦い方はしていないようです。具体的には、尖閣諸島に対する中国の実効支配の強化や、北方領土へのロシアの基地移動や経済特区の設置などが、まさに現代の戦争の進軍と筆者は捉えています。

この点について少しイメージがわきにくいかもしれません。実は基本的には戦争はいつの時代もある程度は法律やルールを守って行われています。
例えば中国の場合を考えると、北海道や沖縄の土地や資源を買収という形で抑えることで、日本の根幹をすでにある程度は抑えてしまっているという状態です。今後何が起こるかはわかりませんが、可能性の一つとして、市役所なども乗っ取られて、無理やり国家体制を持ってかれるような状況が生まれるかもしれない、などと想定する必要もありそうです。

ロシアに関しても、近年のロシア軍の極東の軍事基地の挙動などが穏やかではありません。それらにより、ロシアは日本に対してはいつでも進軍できるという体制が、すでに整ってしまっています。さらにロシア軍は北方領土へミサイルをすでに実戦配備しています。

そして、世界的な米軍の縮小、撤退をふまえると、日本や韓国を守っていた軍隊の総合力は半減してしまうだろうことも想定しなければいけません。

現在、事実として米軍は世界から縮小、撤退しており、そうなってしまった国々には何らかの被害が立て続けに生じています。今後米軍が機能しなくなってしまった場合、自衛隊だけでは日本は守りきれないだろうと想定して行動しなければいけない状態です。


そして、絶対に忘れてはいけないこととして、日本の自衛隊は、様々な議論があるにしても、攻撃はしていないという事実があります。今後の展開はもちろん誰にもわかりませんが、これからも日本は反撃しないだろうと考えて未来を予測する必要があります。

これらのような米軍動向にも特段の注意を払って、何とか情報に食いつきましょう。


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