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ライブ配信の現場から

今回はスポーツ大会の配信のお手伝いをさせていただきました。当初、カメラ1台という最小構成での配信をご依頼いただきましたが、やはり大会1日を通して観る方もいらっしゃるので、画が単調になり過ぎるのを避けるため、カメラはヨリとヒキの2台体制、ルールを解説する実況の方の音声も入れるよう提案させていただき、実施しました。

最小構成でのご依頼の場合、スイッチャーは持ち運びしやすく、シンプルかつ機能的に必要十分なATEM Mini Proを使用することが多いです。今回はカメラ2台、解説/実況の方が2名という構成だったので、スイッチャーはより多機能のRoland VR-50 MK IIを使用しました。

ATEM MiniはHDMIとUSB-Cの入出力というシンプルな構成で、設定もある程度機材任せにしておくことができます。一方、VR-50 MK IIは入出力端子が多く、設定もマニュアル操作のため、こちらは初心者向けではないかもしれません。しかし、様々な不測の事態に対応しなければならない配信の現場においては、入出力を個別にマニュアルで操作できた方が安心です。状況や設えによってはATEMで十分の場合も多いので、肝心なのは目的に即した機材のチョイスですね。

会場の体育館では有線回線が使用できなかったため、マルチSIMルーターを手配して無線回線で配信しましたが、この日は全国的な通信障害が起き、最初の数十分は低画質になったり遅延が起きる障害が起きてしまいました。全国的な通信障害は僕たちにはコントロールできませんが、持ち込む機材はコントロールできるよう準備して臨んでいます。 

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