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韓国が依存する日本の戦略物資生産企業まとめ【2019年特選記事】

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黒井:このタイミングで一度やっておきたかったのが、韓国が日本に依存している戦略物資一覧の作成だ。物資の名前ではなく企業名をベースにすることにした。フッ化水素については低純度ではラインの稼働に影響が出ると中央日報により報道されている。輸出管理強化の対象となった3品目以外に、どの品目を止められると困るのかを探っていこうと思う。

「日本の高純度フッ化水素なければサムスンのファウンドリーは危機」
7/8(月) 8:05配信 中央日報日本語版

  「ファウンドリーは顧客との信頼関係がカギだが、台湾TSMCとの競争で確保した取引先を逃さないか心配だ」。
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 1カ月間ほどの在庫が残っているフッ化水素(HF、エッチングガス)の場合、最近、安定的な取引先を確保するために台湾・中国に購買担当の役職員を派遣した。フッ化水素は半導体製造工程のうち回路基板のエッチング工程に使われる。台湾にある日本ステラケミファの工場からエッチングガスを受けることにしたが、これも日本政府の承認があってこそ最終的に安定した需給が可能だという。

 サムスン電子やSKハイニックスは「スリーナイン(99.9%)」「フォーナイン(99.99%)」級は確保できても、「ファイブナイン(99.999%)」級の高純度フッ化水素はほとんど日本が供給する。1億分の1(ナノ)半導体工程では高純度のフッ化水素を使用してこそ収率(生産量に対する欠陥のない製品比率)が高まり、製品の品質も担保できる。低純度のフッ化水素はラインの稼働にも影響を及ぼしかねない。

 ある半導体企業の役員は「3カ月分ほどの高純度フッ化水素を確保してこそ現在の状況から最悪に向かわない」と話した。日本政府の規制措置のため、3大先端素材の場合、最大90日まで輸出が遅れることがあるからだ。昨年11月にも日本はエッチングガス(高純度フッ化水素)の輸出を承認せず、2日後に許可したことがあった。サムスン電子は当時から日本内部の状況を感知し、危機管理プランを稼動させた。

 日本政府が今後、先端素材規制品目を増やす方式で圧力の程度を高める可能性があるという分析も出ている。半導体の回線を描くのに使用される原材料のウェハーが次の輸出規制品目に挙がっている。世界ウェハー市場で日本のSUMCO・信越化学が全体の53%を占め、韓国企業はSKシルトロン(9%)だけが主な供給企業だ。キウム証券のオアク・ユアク研究員は「台湾やドイツからも購買できるが、現在のタイトな需給状況を考えるとやや無理がある」と予想した。

 半導体回路を刻むフィルムのブランクマスクも規制対象となる可能性がある。サムスン電子が準備する7ナノのEUV工程には日本HOYAのブランクマスクが必須という。

https://japanese.joins.com/JArticle/255273
※黒井追記:この記事は2019年7月8日2019年10月11日に投稿された記事を合わせたものだ。本家News U.S.で最も多く読まれた記事をいくつか抜粋して再編集し、特選記事として再掲することにしている。

韓国の中央日報と朝鮮日報が焦り始める

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