土をさわって気づくことたくさん
家を建てた時に、駐車場を極力狭くして、庭を広めに設計してもらっていました。
それは、全くなぜだかわからない行動で、特に目的もなくなんとなく庭が広い方が楽しいかなと思っただけのことです。
だから、駐車場はめちゃめちゃ狭い。
今流行りの大きな車は停められないかもしれない。
そんな駐車場を犠牲にして確保した庭。
当初は、ウッドデッキを作ってもらい、家を建てたと同時に飼い始めた大型犬が走り回っていました。
そのせいで、あっという間に朽ち果て、(手入れをサボったのもある)
もういよいよ危険だわとなったウッドデッキを撤去してもらったのです。
その後、あっという間に草だらけになり、荒れ野原のようになってしまいました。
ガーデニングをする間もなく忙しくしていたため、どんどん厄介な庭になっていきました。
草を取るのも大変になり、クラピアというグランドカバーを植えることにします。
年月を経て、ようやくクラピアが庭に広がるのですが、相変わらず雑草だらけです。
昨年、夫が他界したのをきっかけに、庭に小さい畑を作りました。
クラピアを植えても雑草が生えるなら、畑にしてしまえ、という思考の転換です。
(草むしりがとにかく大変だっただけ)
それから、ミニトトマトを植えたら、面白いように穫れ、家庭菜園にはまっていきます。
今年は、タネから育てたスナップエンドウも大収穫祭りを連日やっていました。
ニンニクもなんとか育ち、野菜を育てる楽しさに目覚めています。
買った方が安いし、手入れも大変でしょう、と言われるけれども
イエイエソコじゃぁないんです。
育っていくのが楽しいんです。
手袋もせずに(暑いとか、つけてる感覚が気持ち悪いから)、土を触ります。
手指は荒れるけれど、ダイレクトに土をさわっているのが気持ちいいのです。
虫に葉っぱを食べられるけれど、虫対策を学ぶのも楽しい。
虫は流石に苦手です。
土に触れ野菜を育てていると、自然からいろんなこと学べます。
タネを蒔いただけで、野菜が育つんだ、とか
野菜の種類で来る虫が違うんだ、とか
スーパーで買えばそんなこと気づくことがなかったなぁと思うのです
AIがどんどん成長している今、あえての土に触れる時間を作るのが
案外、人間らしくていいんじゃないかと思っています。
AI時代に対処しなくては!とかも思いません笑。
ただ人間本来の姿に戻ったら、自然を少しでも感じて生きていけたら、面白いんじゃない?とは思います。
で、20年以上前になぜか庭を広く作った理由
そうです、畑作って楽しい毎日を過ごすためだったのです。
いやん、面白すぎ。
未来を予知して、あの時、庭を確保したのかぁ。
雑草に悩まされながらも庭をコンクリートにしなかったのか
今ならようくわかります。
点と点が繋がる、ってこういうことなんでしょうね。
今はわからないことも、いずれストンと腑に落ちる時がきます。
そんな今日はまさかの真夏日です。
それでも健気に野菜も植物たちも生きています。
もっともっと!と望む毎日から変化し、あら、充分満たされているんだわと感じられる日々を過ごしています。
新堂きりこ
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