「エンゲージメント・ファースト」。NewsPicksがツイッターで実現したいこと
こんにちは。NewsPicks ソーシャル編集部の土山です。
メンバー持ち回りで運営しているこのnote、私のターンでは、NewsPicksのソーシャルメディアでの取組みを紹介していきます。
初回である今回は、私たちが、Twitterアカウントで、何を実現しようとしているか、とっている戦略、届けているコンテンツを紹介します。
Twitterで実現したいことと、その役割
これは、Twitterのみならず、ソーシャルメディア全体に通じることで、最大のねらいは、NewsPicksの手前で、「ファンベース」をつくることです。
具体的には、コンテンツの発信を通じて、「認知」→「潜在ユーザー(フォロワー)化」→「ユーザー化」→「有料会員化」を実現していくことが、NewsPicksのTwitter公式アカウントの役割となります。
戦略は、「エンゲージメント・ファースト」
Twitterアカウントを運用する上で、私たちは、「エンゲージメント・ファースト」、すなわち、フォロワーのエンゲージメントを最大化することを最重要視しています。
ちなみに、ここで言う、「エンゲージメント」には二つの意味があります。
①フォロワー=NewsPicksファンとのつながり
②Twitterにおける、エンゲージメント数
(参考)Twitterで、エンゲージメントとしてカウントされるアクションは、「クリック」「リツイート」「返信」「フォロー」「いいね」の5種類。
ここでは、②Twitterにおける、エンゲージメント数の最大化を図る理由を説明します。
その理由は、「潜在ユーザー化=フォロワー化」と、「ユーザー化=NewsPicksへの来訪」の拡大に効果があるからです。
エンゲージメント拡大がもたらす効果について、実際の数値をベースに紹介します。
まず、こちらは、日別のエンゲージメント数と、インプレッション数の相関についてのグラフです。
エンゲージメント数とインプレッション数に相関関係があり、エンゲージメント数を増やすことで、インプレッションが増加することが確認できます。
次は、日別のインプレッション数と、ユーザープロフィールクリック数の相関についてのグラフです。
一部例外はあるものの、インプレッション数と、ユーザープロフィールクリック数にも、相関関係があることが確認できます。
そして、日別のインプレッション数と、URLクリック数の相関についてのグラフです。
こちらも、一部例外はあるものの、インプレッション数が増えると、URLクリック数が増える傾向があることが確認できます。
上記の傾向があることから、私たちは、「エンゲージメント・ファースト」戦略をとって、Twitterを通じて、ファンベース強化を進めています。
届けているコンテンツは、「エッセンス」と「オリジナル」
次に、エンゲージメントを獲得していくため、Twitterで、どんなコンテンツを届けているかを紹介します。
前提として、コンテンツ=投稿内容は、接した方に、「経済って、おもしろい」と感じてもらえるものであることを大切にしています。
そのコンセプトに基づき、大別すると、この二つのカテゴリーのコンテンツを届けています。
①NewsPicks有料コンテンツのエッセンス
このカテゴリーのコンテンツの役割は、NewsPicks有料記事を「試食」することで、「おもしろい」と思ってもらい、有料会員化を促していくことです。また、このカテゴリは、下記の三種類があります。
<有料記事のエッセンス>
<有料記事のエッセンス:4コマ画像>
<オリジナル番組のエッセンス>
②Twitterオリジナル
もう一つは、Twitterオリジナルで制作しているコンテンツ。このカテゴリーの事例を二つ紹介します。
<経済用語の4コマ解説>
<ランキング紹介>
「Twitterオリジナル」は、「経済って、おもしろい」と感じてもらう入り口の役割を果たすコンテンツです。また、これによって、フォロワーの拡散を促し、未知の人にリーチする効果をねらっています。
次回は…
以上、今回の記事では、NewsPicksのTwitter活用のアウトラインを紹介させていただきました。
次回の記事(10月下旬公開予定)では、NewsPicksアカウントの「売り」であり、エンゲージメント獲得の源泉である、「画像ツイート」がもたらす効果について、紹介したいと思います。
最後になりますが、NewsPicksのTwitterアカウントを、まだフォローされていない方は、ぜひフォロー、よろしくお願いします。
文:土山 晴矢(Twitter)