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ANYCUBIC 4Max Proを買いました

ANYCUBICの4Max Proの中古品が2万円で販売されているのを教えてもらってポチっとしてしまいました。
出品はANYCUBICからとなっており、Amazon経由で販売されたものが返品された品のようです。初期不良を含む可能性があり、リスクを承知の人柱志望以外にはこういうのはお勧めしませんが、なんせ普段の半額ですからね。

外観

チャラーーン!ピカーーーー‼
カッコイイ!

(音とライトは消すことができます)

内容物

I3MEGAもそうですが、相当な充実ぶりです。
1kgリールフィラメントに加えて5色*30gのフィラメントもついていました。
ノズルアセンブリも予備一つ、ノズルも5つ、工具類もいちいち説明するのがめんどくさいほどしっかり入っています。これだけでほとんど全部分解できそうです。
AliExpressだとこの辺は最低限しかついてこないようです。
「物理的なサポートするのは大変なので、できるだけ自分で何とかしてね」ってことですね。

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実況見分

返品理由はこれですね。ベッドにコーティング剥がれあり。
部品は無料で送ってくれるとの事なので、交換の際に裏面にコルクボードの貼り付けもついでに実施したいと思います。

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ベッドの左手前あたりにブラシがついています。
ホーミングした時に勝手に掃除してくれるので、ノズルも汚れ知らずですね。
最初から考えておかないと実装が難しい場合があるのでありがたい

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Z軸周りは思ったよりよくできています。
送りねじにはバックラッシュキラー付き
太いリニアシャフトが使われています。
剛性が確保されていてベッドの安定性は高いですね。

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XY軸の駆動はSolidoodleを思い出しますね.....
https://reprap.org/forum/read.php?397,712456
Carthesian (2S1M) - two sides driven by one motor (mechanically coupled)
2サイドメカニカルカップリング型カルテシアンと日本語で呼べばいいでしょうか?最近はこの構成は珍しいかな?
X軸は通常のループタイプ。Y軸のモーターは左奥にあって、左右に回転を振り分けてから、両側のスライドを駆動します。
ベルトの張り調整は難しさがありますね。

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エクストルーダーはTitanのコピー品を使ったダイレクトタイプです。
カバーがついているので大きく見えますね。
ホットエンドはあまり見ない形ですが、高さが薄いので造形高さが稼げます。

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プリント冷却ダクトが破損した状態だったので最終的にこいつを印刷して取り付けました。
しかしなんか冷却風がもうちょっと強くてもいい気がする。

調整

ベッドレベリングは特筆すべきところはないですね。
4隅の調整ネジで手動調整です。

スライス

今のところCuraの4.4にも4Max Proのプリセットは登録されていません。
ですので4Maxの設定をいじって今回は設定を作りました。
ベッドサイズがX270なので注意です。
印刷設定については別途記事を作るつもりです。

やや左のベルトが緩く感じたので手持ちのベルトテンショナーで対応しておきました。(印刷品質は変わらなかったよ......)

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印刷結果

0.2mmピッチで1h40m程度ですね。
速度は50mm/s程度ですね。
ゴースティングが気になる以外はオーバーハングやブリッジも優秀に出力できています。
ゴースティングについてはXYキャリッジの可動部やヘッドがダイレクトタイプで重量があることによるものですね。
Jerkやアクセラレーションを下げれば改善が見込めます。
印刷物の定着と取り外しもULTRABASEのおかげで非常に楽ちんです。

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ノズルやヒートシンクの出来はよさそうで、きれいに出力できている感じです。

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総評

箱型の筐体で保温性も上々そうです。不意の印刷失敗も減りますし、冬場にも安心して印刷できそうです。
ABSやPETG、その他やや印刷温度の高めな高強度樹脂の印刷に威力を発揮する構成です。
印刷速度についてはヘッドとキャリッジの重さから60~80mm/sが限界となりそうです。平均的かやや遅いぐらいですかね。
モータードライバはA4988か何かですが、箱に入っているので聞こえる音は小さめで、同社のI3MEGAなどと比較するとかなり静かです。
電源ファンが動いた時の"ボー"という音の方がうるさいかもしれません。
インターフェースはフルカラーLCDで快適ですし、印刷が終わった後は自動で電源OFFになる機能もあります。ライトもついているので印刷物の監視も楽ですね。
綺麗な印刷よりは確実な印刷と高強度樹脂で実用性の高さが長所でしょう。

今後の改造など

・ヒートベッド裏へのコルクシート貼り付け
(ややベッドが大きめなので60℃まで6分ほどかかった)
・エクストルーダー周辺の軽量化を探る
 (印刷品質と印刷速度向上)

記事をサポートしていただくと、一層のやる気と遊び心を発揮して新しい記事をすぐに書いたり、3Dプリントを購入してレビューしたりしちゃうかもしれません。