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ブリム付けたいけど、付けたくないときのスライス設定

ありますね。
反りとか心配だからブリムを付けたいけど、付けたらブリムをきれいに剥がすのめんどくさいな....という時。
形状的に飛び出た所に重点的に自動でブリムつかないかな......
そんな機能無いよな....
ブリムモデリングするの?めんどくさい('Д').......

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実はこんな感じでできるんですよ。

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ブリムとスカート(ループ)は似たようなもの

設定の秘密はなんという事はなく、こんなもんです。
スカートを使用して、モデルの外側に飛び出た部分が接するブリムのようなものを生成することが可能です。
ポイントはSkirt Distanceを0.~0.4程度に設定すること。
印刷後の接着補助(ブリム/サポート)との離れを良くしたい場合は少し数字を入れて離すと良いでしょう。
ワーニングは出でオレンジになる項目がありますが、スライスはちゃんと可能です。

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Cura以外のスライサーでも可能

ループの位置を制御できればいいので、ほかのスライサーでも可能です。
PrusaSlicerの場合はオブジェクトからの距離:を変更することで同様のことができます。

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本来想定されている別の方法

一応Brimを分離しやすくする方法はあるのです。
Brim DistanceがCuraの4.5あたりからサポートされているので、一層目とブリムの間に隙間を設けることができます。

ただしこれには副作用があります。
それは通常のブリムよりも効力が落ちてしまう事です。
ただ、ベッドからの放熱が抑えられ、ベッドの温度が安定するので熱的な効果による反り低減効果は得ることができます。

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以上、反りを防ぎたい気持ちとブリムをきれいに除去する気持ちの相反から生まれたトリックでした。

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