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大谷翔平、同僚の前でさく越え披露=早期復帰に意欲的

4月19日、本拠地エンゼルスタジアムでの試合前、チームメイトやコーチが取り囲んで見守る中、大谷翔平はバッティングケージに入った。

力強い打球が軽々とフェンスを越えていく。メジャーへの復帰は、もはや時間の問題だ。

今季初めてチームメイトと一緒に打撃練習を行った大谷は、リハビリの現状、そしてこれからの進展に関して興奮を口にした。

「思いっきりスイングできて、今とても楽しい」と大谷は通訳を介して米記者団に語った。「ここまで戻ってこられてワクワクしている」

チームメイトと一緒の打撃練習は、「一人きりで打つよりもずっと楽しい」と述べた大谷は、これまで「結構寂しかった」とジョークを飛ばした。

大谷は10月1日に行った右ひじのトミー・ジョン手術からのリハビリに励んでいる。5月中ということ除き、未だにエンゼルスは大谷の試合復帰について具体的な日程を明らかにしていない。

大谷自身は、ほぼ準備は整っていると言う。

「まずは実際の投手と数回ほど(打撃練習で)対戦してみないと分からない。でも今のところ行けそうな感じがしている」

打撃練習の感触

金曜日のコーチ相手の打撃練習では、5ラウンドで計33球を打った。何球かレフト方向へのさく越えもあった。「スイングの調子を確かめる」ために、意図的に逆方向を狙ったと言う。

打撃練習を見た球団首脳陣や医療スタッフに、健康で力強さが戻ったことを感じて欲しかったと大谷は話す。

「早く復帰できるかもしれない」と付け加えた。

週明けには、リハビリの最終ステップとなる、投手との打撃練習が予定されている。どれくらいの時間を要するかは決まっていない。マイナーリーグの試合に出場しないかわりに、試合状況を想定したシート打撃を行うことで、必要に応じて一日に10回くらいまで打席に立てる。

エンゼルスは5月4日と5日に、メキシコ・モンテレイに赴いてアストロズと対戦する。

「それまでに復帰するのが目標なのは間違いないが、もっと早くできたらいい」と大谷は述べた。

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